赤く染まるチランジア・イオナンタ・フエゴの育て方・飾り方【エアプランツ】

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

この記事では美しい紅葉が魅力のエアプランツ、ティランジア・イオナンタ・フエゴについてご紹介します。

名前:ティンジア・イオナンタ・フエゴ(フェゴ/フェーゴ)
英名:Tillandsia ionantha ‘Fuego’
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属

イオナンタ・フエゴは開花期に赤くなる

イオナンタ・フエゴは、イオナンタの小型で細身の栽培品種で、開花期に赤くなる性質を持つイオナンタグループの中でもトップクラスに発色が良いのが特徴です。

“フエゴ”とはスペイン語で火を意味しており、その名の通り火のように真っ赤に紅葉します。明るい場所で育てるとより綺麗に紅葉します。

寒さにやや弱い面もありますが、ダイソーなどの100均でも手に入れやすく、比較的丈夫で増えやすく、育てやすいので入門の方にもオススメです。

お花が見られるのは、株が成熟したタイミングで、開花は一生に一度だけ。咲いた後は子株を出しながら枯れていきます。

開花サイズはやや小さく小型で3cmほど。紫色の筒状の花を咲かせます。

クランプの場合同時期に開花します。

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イオナンタ・フエゴが赤くならない?

開花期以外は通常のイオナンタ同様緑色なので心配する必要はありません。また開花後も緑色に戻ります。

開花時も発色が悪い場合は、光不足の可能性があるので、管理場所を変えるか育成ライトを使用してみましょう。

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イオナンタ・フエゴの育て方

イオナンタ・フエゴはイオナンタの中でも栽培は容易です。【水・風・光】3つのポイントを抑える事で、初心者でも簡単に育てることができます。

エアープランツの年間育成カレンダー
こちらはチランジアの全般的な育成カレンダーです。

水やりは週2〜3回

イオナンタの水やりの仕方

※写真はイオナンタ・アルボマージナータ

イオナンタ・フエゴはお水が大好きです。生育期は週2〜3回、全体がしっかり濡れるようミスティングしてあげましょう。風通しの良い環境であれば毎日水やりしても構いません。

冬場は成長が緩慢になるので、水やり回数を週1〜2回に減らして管理してください。

▼おすすめの霧吹きはこちらをチェック

風をしっかり当てる

エアプランツに風を当てる

イオナンタ・フエゴにとって風は生命線です。空気の流れが止まってしまうと株の代謝(蒸散作用)が弱まり、水分が抜けず内側から腐ってしまいます。

屋外なら問題ありませんが、屋内では窓などを開け風通しを確保してください。窓が開けられない場合はサーキュレーターや扇風機を使い、絶えず空気の流れを作りましょう。

※エアコンの風は乾燥しすぎているので直接当て続けないように気をつけてください。

密閉されているガラス容器などに飾るのは絶対にやめてください。すぐに蒸れて枯れてしまいます。

明るい窓辺に置く

※写真はイオナンタ・プレデターです

室内で育てる場合は、置き場所はなるべく明るい窓辺が良いでしょう。

冬は直射日光でも問題ありませんが、初夏〜初秋はレースカーテン越しの光くらいが丁度いいです。

夏場に外で育てる場合は遮光する

ウスネオイデスの遮光

真夏の直射日光が当たると、葉焼けを起こし茶色く変色し枯れてしまうので注意が必要。

日光が当たる場所で育てる場合は40%程度の遮光を行いましょう。

▼写真の遮光ネットはこちら

▼遮光について詳しくはこちら

▼夏越しについて詳しくはこちら

光が足りない場合は育成ライトを使う

ヘリオスグリーンLED

日照が十分でない場合は、植物育成用のライトを使用しましょう。光量を補うとより元気に育ってくれますよ。

大きく育てる場合は、肥料も適度に与えましょう。

より詳しい育て方はこちら▼

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イオナンタ・フエゴの増やし方

イオナンタ・フエゴは【実生(みしょう):種から育てる事】と【子株】の2通りの増やし方があります。

【実生】は種を作るのに1年、株の成熟まで5年ほどかかるので初心者の方にはお勧めしません。

▼ 実生をやってみたい方はこちらで解説

一方、【子株】からだと比較的早く増やすことができます。

子株が出るタイミングは基本的に開花の時期と重なります。1つの親株から2〜4つほど子株を出します。親株に体力があればそれ以上になる事もあります。

イオナンタ・フエゴの寿命は5〜7年程度

小型のイオナンタの寿命は実生で5〜7年程度。お店に並んでいる成熟サイズから育てた場合2年ほどとなります。開花後は子株に栄養を送りながら段々と枯れていきます。

早く増やしたいなら株分けしない

子株から早く増やしたい場合は親株から切り離さず付けたままにするのがオススメ。

子株は親株から栄養をもらいながら、1〜2年で成熟し開花します。そして更に子株をつけクランプ(群生)になって加速度的に増えていきます。

子株が密集して成長阻害になったり形が崩れたりするのが気になる場合や、一株ずつ分けて飾りたい場合は株分けするのもありです。

イオナンタ・フエゴは比較的成長が早い品種ですので、変化を楽しみながら育てられますよ。

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イオナンタ・フエゴの飾り方

風通しさえあれば器などに転がしてしておいてもいいのですが、せっかくならおしゃれに飾ってあげたいですよね。

何かに着生させる

イオナンタを石に着生

※写真はイオナンタ・バリエガータです

原生地のように何かに着生させると、調子が上がります。

流木への着生が一般的ですが、今回は石に着生させてみました。

▼やり方はこちら

ワイヤーで吊るす

イオナンタのクランプ

子株をたくさん吹かせて、クランプ(群生)にしたい時には、根や根元をワイヤーで括って吊るすのもありです。

スタンドに置く

ワイヤースタンドを作って飾るのもありです。直置きと比べて風通しが確保できるのも嬉しいポイントです。

▼ワイヤースタンドの作り方はこちら

ハンギングトレイに置く

ハンギングトレイに乗せるだけでもおしゃれです。通気性のあるものを選びましょう。

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イオナンタの種類

イオナンタは非常に種類が多い品種で値段も色々。交配種を入れると、50種とも100種とも言われています。

100均で手に入る【イオナンタ】はほぼTillandsia ionantha ionantha (チランジア・イオナンタ・イオナンタ)と言う基本種になります。実はこのイオナンタはメキシコ産かグアテマラ産のどちらかで、よく見ると見分けられます。

見分け方:グアテマラは葉が細く大きくなる傾向があり、メキシコは葉が肉厚で短くやや小型です。お店によっては【チランジア】表記で売られている場合もあります。

また、真っ赤に染まるイオナンタ・フエゴなんかも百均やホームセンターなどで手に入ります。

専門店でしか手に入らない大型のイオナンタも魅力的です。

チランジアイオナンタプレデターのアイキャッチ
イオナンタ・プレデター

突然変異で美しい模様の入った【斑入り】のイオナンタも人気です。

斑入りイオナンタ・アルボマルギナータの写真
イオナンタ・アルボマージナータ

▼詳しくはこちらで解説

皆様もお気に入りのイオナンタを探してみてくださいね。

それでは今回はこの辺で。

▼ダイソーティランジア全種類まとめました

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