↪︎ 最終更新 2026年 7月 25日
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
華やかな色彩や奇抜な姿ではなく、端正なフォルムで魅せるティランジアがあります。それがTillandsia concolorです。美しくまとまるロゼットと、開花時にほんのり赤く染まる姿は、シンプルだからこそ飽きのこない魅力を持っています。本記事では、その自生地や特徴、生育のポイントを詳しくご紹介します。

名前:ティランジア・コンコロール
英名:Tillandsia concolor
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
ティランジア・コンコロールとは?

分布はメキシコ南西部・南東部・メキシコ湾岸地域からエルサルバドルまでで、季節的に乾燥する熱帯林に自生する着生植物です。
Tillandsia palmasolana は本種のシノニムで、現在は Tillandsia concolor に統一されています。
普及種の割に、ネットだと交配種の流通が多く、原種である本種はあまり見かけません。
名前の由来
concolor はラテン語で
- con = 共に・同じ
- color = 色
つまり
「全体が同じ色をしている」
「均一な色彩」
という意味になります。
葉の付け根から先端まで色の変化が少なく、均一な緑〜銀緑色をしていることから命名されたと考えられています。
植物学では
- Quercus concolor
- Vanda concolor
など、「色が均一」という意味で広く使われる種小名です。
原産地と自生環境
メキシコ〜中央アメリカの乾燥林
本種は
- オアハカ州
- チアパス州
- ベラクルス州
- エルサルバドル
などに分布します。
自生地は
- 落葉樹林
- サバンナ状森林
- 岩場
- 樹木の枝
など。
雨季と乾季がはっきり分かれた環境で生活しています。
年間を通して風がよく吹き、湿度は高すぎず、水は短時間だけ得られるような場所を好みます。
コンコロールの特徴

肉厚で丈夫な葉
コンコロール最大の魅力は、非常に厚く硬い葉。
葉には大量のトリコームがあり、銀色〜灰緑色に見えます。
乾燥への耐性が高く、初心者でも育てやすい種類です。

美しいロゼット
葉は放射状に広がり、整ったロゼットを形成します。
大株になると存在感が非常に強く、単体でも存在感があります。

赤く色づく姿が美しい
開花前になると中心部が赤〜オレンジ色へ色付きます。
銀葉とのコントラストが非常に美しく、観賞価値が高い品種です。
花
花は
- 紫〜青紫色
- 筒状花
ブラクトは赤〜オレンジ色になり、
開花前後も長期間楽しめます。
生育のポイント

光
かなり明るい環境を好みます。
- レース越しの日光
- 春・秋は直射も可
- 真夏のみ軽く遮光
光不足では
- 葉が徒長
- 発色が悪くなる
傾向があります。
水やり
乾燥にはかなり強いですが、生育を良くするには適度な潅水が必要です。
- 春〜秋:2〜3回/週
- 真夏:環境に応じて増やす
- 冬:週1回程度
乾燥後にしっかり風を当てることが重要です。
風通し
コンコロールは風が命。
蒸れには比較的強いものの、無風状態では傷みやすくなります。
サーキュレーターがあると理想的です。
温度
適温は20〜30℃
耐寒性は比較的ありますが、5℃以下は避けたい品種です。
育てやすさ
★★★★☆(4.5/5)
丈夫で乾燥にも強く、初心者にもおすすめできます。
ただし
- 光不足
- 風不足
だけは苦手なので、
この2点だけ意識すると非常によく育ちます。
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ティランジア栽培のバイブルです。まだ持ってない方は、まずはこちらを入手する事をお勧めします。
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相場
価格は2,000円〜
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
園芸店や専門店では比較的見かけますが、ネットだとあまり見かけません。大型で形の整った株は人気が高く、価格も上がる傾向があります。
コンコロールは、派手な奇形葉や巨大種ではありません。しかし、均整の取れたロゼット、美しい銀葉、開花時の鮮やかな発色など、ティランジアの魅力を堪能できる種なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
それではこの辺で。
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