
↪︎ 最終更新 2025年 1月 26日
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
この記事ではエアプランツに優しいワイヤーポケットでの流木付けのやり方をご紹介します。
普通の流木付けだと株を痛める事も…

エアプランツの流木付けはワイヤーで株を直接縛り付けるのが一般的ですが、強く締めすぎてしまったり、株が成長して窮屈になってしまったり、株の角度の調整が難しかったり…色々と気になっちゃいますよね。
そこでおすすめなのがこちら。
ワイヤーポケットで株に優しい流木付け

この方法ならワイヤーでポケットを作って入れるだけだから株を痛める心配がありません!しかも角度の微調整も簡単で着生のコントロールもできちゃうんです。
縦長の流木に壺型種のティランジアを仕立てるのには特に適した方法ですよ。
流木に仕立てるのに必要なもの

- 流木:仕立てるエアプランツよりも少し大きめサイズがおすすめです。
- アルミワイヤー:ポケットとハンガー部分に使用するワイヤーです。
- ペンチ:ワイヤーを曲げたり切ったりするのに使います。
- ドリル:流木に穴をあけるのに使います。
今回仕立てたのは真っ赤な草姿が魅力の「ティランジア・ラブノット」です。
流木はアク抜きされたものを選びましょう。水槽用や淡水流木を選べば間違いありません。
ワイヤーは太さ選びが命
ワイヤーの太さは主に以下の2種から選ぶのがおすすめ。株に合わせてワイヤーの太さを選びましょう。
- 2mm:小型種
- 3mm:中型・大型種
株に対してワイヤーが細すぎると重みで曲がってしまいます。また太すぎると見栄えが悪くなるので注意です。
今回仕立てるラブノットは中型種なので3mmタイプを使用しました。
株に優しい流木付けのやり方
流木に穴をあける

ドリルでアルミワイヤーを通すための穴をあけます。
ワイヤーを通しハンガーを作る

開けた穴にワイヤーを通し、ペンチで捻って固定します。
ワイヤーはぶら下げる場所に合わせた長さでカットしてください。

ワイヤーの先端は危ないのでペンチで丸めておきましょう。
流木にポケット用の穴をあける

ドリルで流木にワイヤーポケット用の穴をあけます。
ワイヤーを通しポケットを作る

あけた穴にアルミワイヤーを通します。

ワイヤーを螺旋状に巻いてポケットを作ります。この時円柱状のものをガイドにすると綺麗に巻けます。
溝を掘りワイヤーを固定する

このままではワイヤーが動いてしまうので、固定用の穴を1cmほどの深さで作ります。穴が貫通してしまうと見栄えが悪くなるので注意です。

ワイヤーの逆端を鉤爪状に曲げ、ペンチなどで穴に押し込みます。

しっかり固定できればズレる事がなくなります。

これで完成。意外と簡単だったでしょ?
エアプランツを入れる

エアプランツを入れる際にワイヤーポケットのサイズや向きを調整すれば、株に負担をかけず好きな角度で固定できます。
もし発根していれば、根が流木に向かって伸びるよう角度を調整しましょう。

必要に応じて根を誘引する

既に発根していれば、テグスやゴムなどで根を流木の方向に誘引してあげるとより着生させやすくなりますよ。

最後に
いかがでしたでしょうか?流木仕立にも色んな方法がありますので、一番いい方法を選んでみてくださいね。
▼一般的な固定方法はこちら
▼古い根を利用したホチキス止めもおすすめ
▼より簡単に流木付けを楽しみたい方はこちら
▼流木をたくさん買われる方はこちらも要チェック
流木を実店舗で探す場合は園芸店だけでなく、アクアリウムやシュリンプショップもおすすめですよ。

それでは今回はこの辺で。
▼バージンコルクへの仕立て方はこちら
▼コルク+水苔のポン置きスタイルもおすすめ
▼ワインコルクを利用したリーズナブルな仕立て方も
▼着生以外の飾り方はこちら
▼複数の株を一気に飾れる通気性抜群のハンギングもおすすめです
▼エアプランツの基本的な育て方はこちら
▼育成カレンダーご活用ください

▼育て方の教科書・図鑑はこちら
ティランジア栽培のバイブルです。まだ持ってない方は、まずはこちらを入手する事をお勧めします。
▼その他のおすすめ書籍はこちらの記事で紹介
▼分からない言葉はありませんでしたか?
ティランジアの専門用語、全部まとめました。
コメント