【知らないと損!】エアープランツは毎日水やりしてもいいのか【頻度解説】

エアープランツに毎日水やりのアイキャッチ

↪︎ 最終更新 2024年 5月 26日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

エアプランツの育て方を検索すると、水やり頻度は週に数回と書かれている記事が多く出てきますよね。

そんな中「世話好きな私は毎日水やりしてるけど大丈夫かしら…」と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?…安心してください。

エアープランツは毎日水やりしてもいい

エアプランツの霧吹きの選び方

結論から言うと、エアープランツは環境さえ整っていれば、毎日たっぷり水やりしてあげてもいいんです。

チランジアの多くは水が大好きです。多く水を与えれば貪欲により大きく成長します。

キセログラフィカなど水を溜め込む「タンクタイプ」と呼ばれるチランジアは、特に水が大好きなので葉の間に水を貯めたまま生育させると調子がいいです。

※一部の品種は毎日水やりしない方がいい場合もあります。

ティムズアプトバースト成長前ティムズアプトバースト1年後

こちらの画像は我が家で1年間毎日水やりした「ティムズアウトバースト」です。屋内管理でしたがすごいスピードで大きく成長してくれました。

ただし、毎日水やりを行う場合は、いくつかの点に気をつける必要があります。

風』と『光』がないと腐って枯れます

成長点がすっぽ抜けたエアプランツ

チランジアは体内に取り込んだ水分を、葉から空気中に蒸散させる事で常に代謝を行っています。

そのため、空気がいつも動いていないとこの代謝が上手くいかず内部から腐って枯れてしまいます。

毎日水やりをするとなると、この「風」が非常に大切になってくると言うことです。

また、光が十分でないと植物の活性が落ちるので、蒸れやすくなります。

「キセログラフィカの芯がすっぽ抜けてしまった」と言う話をよく耳にしますが原因はほぼこれです。

エアプランツ蒸れ腐れ

↑すっぽ抜ける直前までダメージを受けた状態がこちら。

成長点付近の葉が腐っていますね。この時は途中で気付き管理を改善、2年でここまで回復しました。

チランジア・キセログラフィカのアイキャッチ

※枯れた部分は2度と復活しません。

室内管理は特に気をつけて

屋外管理ならそこまで風を気にする必要はありませんが、室内管理の場合は要注意です。

サーキュレーターなどで常に風を送ってあげる必要があります。

私はこちらのタイプのサーキュレーターを24時間当てています。

明るさと風通しによって水やり適正回数が違うので、初めての方はこちらをご参照下さい。

▼室内管理の水やり回数についてより詳しくはこちら

エアプランツキセログラフィカ

複数の株を一気に飾れて、同時に蒸れ対策できるハンギングもあります。

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室内管理株の水やりで床が濡れるのが嫌なので、私は給水用のラグを敷いています。

チランジアの水垂れ防止マット
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↑数十種類のサイズからぴったりのものを選べるのでオススメです。

光量が足りない場合、LEDライトを使用しましょう。

たとえ植物のライトでなくても、効果はかなりありますので、是非お試しください。

濡れたまま夏の直射に晒すと蒸れます

エアプランツの遮光ネット

夏季は水やり後に濡れたまま直射日光に当てると、内部の温度が上がり蒸れて枯れてしまう恐れがあります。

適度に遮光を行うことと、水やりの時間を夕方〜夜にし、朝までには乾いている状態にしましょう。株元に水を貯める場合は特に、夏の強い日差しは危険です。

▼遮光のやり方はこちらの記事でチェック

冬も毎日水やりするなら15度以上に

株の成長が盛んな生育期は毎日水やりしても問題ありませんが、成長の鈍る冬場は寒い部屋だと株は休眠してしまい、そこまで水を必要としません。

冬場も毎日水やりする場合は最低でも室温15度以上を保ち、株を休眠させないように管理する必要があります。

水が苦手な品種もいます

チランジアテクトラム

チランジアの中には、例外的に水やりが少ない方がいい品種も少数存在します。

その中でもよく挙げらるのが写真の「テクトラム」や「ガルドネリー」です。

テクトラムは、水を与えすぎると特徴である白いフサフサの『トリコーム』がハゲてしまいます。

元々乾燥した強光下の環境に自生する品種であり、テクトラムのトリコームは強い日差しを遮り、僅かな朝露をキャッチするために発達した機関ですので、暗くジメジメした環境では退化してしまうと考えられています。

これらの品種に関しては、毎日水やりするのは避けた方がいいです。

最後に

世話好きな方や、エアプランツをガンガン大きく育てたい!と言う方は、風通しと光量に気をつけて毎日水やりをしてみてはいかがでしょうか?

環境が十分でない方は、一般的な水やり回数で安全に生育するのをおすすめします。

年間育成カレンダーを作ってみたので、よろしければご活用ください。

エアープランツの年間育成カレンダー

▼育て方の教科書・図鑑はこちら

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▼こちらの記事も要チェック!

▼乾燥が気になる方はソーキングをお試しください

▼より詳しいエアプランツの育て方はこちらで

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