↪︎ 最終更新 2025年 6月 12日
ここ数年、個人ブログのアクセスが激減しています。私のブログも2023年から2024年にかけて30%のアクセスが失われました。
その原因の一つとして、多くのブロガーが感じているのが「AIコンテンツの台頭」と「Google検索の変化」です。
これは単なる時代の流れでしょうか?
それとも、かつては相互に支える関係にあったGoogleによる“裏切り”なのでしょうか?
■ ブログアクセスが減った主な原因
1. 検索アルゴリズムの変化
Googleは近年、信頼性の高い情報を重視するようになり、権威ある企業サイトや政府機関などが優先表示されやすくなりました。
結果として、個人ブログの多くが検索上位から姿を消しています。
2. AIによる即答スタイルの普及
ChatGPTなどのAIが、ユーザーの疑問に直接答えるようになり、「検索してブログを読む」という行動自体が減少しました。
3. SEOの商業化とAI量産コンテンツ
企業がAIでSEO対策済みのコンテンツを大量生産し、検索上位を独占。個人のオリジナルな声が埋もれがちに。
■ Googleは本当に「裏切った」のか?
ブロガー視点では、確かにそう見える
かつてGoogleは、個人が「役立つ情報」を書けば検索上位に上がれるチャンスを与えてくれていました。
しかし今は、AIや大手企業のコンテンツばかりが目立ち、努力しても報われないと感じる人も多いのが現実です。
ただしGoogleの論理もある
Googleは「誰が書いたか」より「どれだけユーザーにとって有益か」を重視しています。
そして今の技術的トレンドでは、AIや大規模なコンテンツ制作が「効率的」で「正確」だと判断されているのでしょう。
■ プラットフォームの“強権”をどう見るか
Googleという一企業のアルゴリズム変更で、数万、数十万のブロガーの生活や発信力が左右されてしまう。
これは、まぎれもなく強大な影響力(=強権)です。
ですが、それは「無料のプラットフォーム」に頼るリスクとも言えます。
つまり、Googleを使う以上、彼らのルールの上で戦うしかない、という現実です。
■ 結論:これは「裏切り」ではなく、構造変化
個人ブロガーにとっては厳しい時代ですが、それは“裏切り”というよりも、情報流通の重心が「人の手」から「アルゴリズム」へ移ったという構造的な変化です。
かつてブログが革命だったように、今はAIや動画、SNS、コミュニティが次の表現の場になりつつあります。
▼ 最後に
Googleが変わったのではなく、時代が変わった。
それでも、「誰かに届く言葉」は残り続けます。
今こそ、プラットフォームに頼らない発信の仕組み――たとえば、メルマガ、サロン、ファンコミュニティなどへのシフトも検討すべき時かもしれません。
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