9割が知らない、エアプランツが枯れる本当の理由。室内管理の適切な水やり回数【チランジア】

エアプランツの水やり回数の目安

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

エアプランツ(エアープランツ/ティランジア)の屋内管理で枯れる一番の原因として挙げられる“蒸れ”。皆さんはその原因を『水のやり過ぎ』だけだと思っていませんか?

まずはこちらをご覧ください。

エアプランツは環境によって、こんなにも水をやれる回数が変わるんです。

という事で、この記事では環境によって適切な水やり回数が変わる理由を紐解いていきます。

大事なのは回数だけじゃない!

成長点がすっぽ抜けたエアプランツ

エアプランが蒸れる原因は「水やり回数が多いから」というのは確かに間違いではありません。

では何を持って「多い」とするのでしょうか?…この基準を知らずに“水やり回数”だけに気を取られていると、エアプランツ栽培はなかなかうまくいかないんです。

蒸れ対策に必要なのは“光”と“風”

チランジア・カピタータピーチ

私は一部の例外(ガルドネリー・テクトラム系)を除き、屋内管理でも1年を通して毎日水やりをしていますが、ここ5年「蒸れ」で枯れたことは1度もありません。

ちょっとびっくりですよね?「エアプランツに毎日水やりするのはタブーじゃないの?」と思う方もいるかと思います。

では、エアプランツが蒸れてすっぽ抜けてしまう本当の原因はなんでしょうか?

それは… “光”と“風”の不足です。

光が溜まった水を外に出す

まずは非常に大切な“光”から解説します。

エアプランツは光が不足すると、株の活性が低下します。そうなると吸収した『水』を消費する光合成が減り栄養不足に…さらに水分を気孔外に吐き出す“蒸散”の量も減ります。

※蒸散によって生まれる植物内の圧力変化は、吸った水分・養分や、葉で作った栄養を身体中に巡らせる役割があります。

そのため、光量が不足すると株が水分過多になって中心部から腐ってしまうんです。これがいわゆる“蒸れ”です。

光量が上がればより多くの水が必要

逆に十分な光量があっても水が不足すると、光合成が抑制され生育が遅くなってしまう場合もあります。

光合成を行うには適度に水が必要なので、日射量に比例した量の水やりが求めまれます。

要するに、明るい環境なら水やりは増やしてもいいと言うことなんです。

風がないと株が窒息する

エアプランツに風を当てる

次に大切な要素が“風”です。

植物が光合成をすると、葉の表面に葉から吐き出された酸素(夜間は二酸化炭素)の空気層が出来ます。無風状態だとこの動かない空気の層が邪魔をして水を消費する光合成や、呼吸が妨げられてしまうんです。そうなると栄養を作り出せなくなるだけでなく、体に溜まった水分が抜けずそれが“蒸れ”に繋がってしまいます。

なので、適度に風を当ててこの空気の層を壊してあげる必要があります。

風の当て過ぎも禁物

エアプランツに風を当てる

風を強く当てすぎると気孔からの蒸散が促進され過ぎ、エアプランツはすぐに乾燥してカラカラになってしまいます。

「水やりを多めにしているのに、水不足になる」という人はエアコンやサーキュレーターの風が直接植物に当たってしまってはいませんか?

もしそうなら、首振り機能を使ってお部屋の壁に風を当てて空気を循環させるか、微風モードに切り替えましょう。空気を面で動かす感じとよく表現されますよね。

葉の周りの空気の層を壊すには、葉っぱが軽く揺れるくらいの空気の流動で十分なんです。

寒かったら水やりは減らす

ただし、『風と光さえあれば、水をたくさんあげてもいい』という訳ではありません。

冬場、室内でも10度を下回る場合は株が休眠してしまい、活性が落ちる(水の消費量が減る)ので、水やり回数は減らすべきです。

もちろん、通年空調が効いていて、夜間も10°以上を維持できるなら、株は休眠しませんので、冬場でも生育期と同様の水やり回数で問題ありません。

品種に合わせて水やり回数は調整

チランジアガルドネリーのアイキャッチ画像

温度だけでなく品種によっても光の要求量や乾きやすさが違うので、生育環境内で株の場所を入れ替えながら品種ごとに居心地の良いところを探してあげてください。

ちなみにキセログラフィカなど水が好きな壺型種は、生育期(夜間最低10℃〜)明るくて風通しが良い環境下なら株元に水を溜めて育てても、しっかり水が循環するので腐りません。(基本的には、株が水分を十分に処理できる環境なら水やりは多い方が早く・大きく成長します)

結論:水やり回数は環境次第

エアプランツキセログラフィカ

結局のところ、エアプランツの水やり回数は環境に大きく依存します。週に1回で十分な場合もあれば、週3回でも足りない場合もあります。

育成のポイント

室内管理なら窓の開けられない冬場は特にサーキュレーターは必須です。また日中消灯してしまうような暗いお部屋では、育成ライトを導入してあげれば育成の難易度はぐっと下がるかなと思います。

エアプランツはとにかく乾湿のメリハリが大事な植物です。水やり後は濡れっぱなしにせず、2〜3時間で乾かしてあげられるよう風をしっかり当ててあげましょう。

最後にもう一度回数目安を。

エアプランツの水やり回数の目安

皆様もご自宅の生育環境に合わせた水やりの回数を見つけて上手にエアプランツを育ててくださいね。(ちなみに屋外管理は1番右上の区分になる場合が多いです。)

それと、こちらの育成カレンダーは、【LEDライトなしの明るい窓辺】で育てる場合の安全圏内の水やり回数になります。

エアープランツの年間育成カレンダー

水やり以外の管理も分かるようになっているので、良ければこちらも参考にしてみてくださいね。

まとめにインスタポスト用に作った要約画像も載せておきますね。

▼エアプランツの基本的な育て方をまとめた記事はこちら

▼育て方の教科書・図鑑はこちら

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