【メディオピクタチャレンジ】激レアナンタの出現方法【イオナンタ斑入り】

ティランジア・イオナンタ・メディオピクタのアイキャッチ画像

ティランジア・イオナンタの斑入り(ふいり)品種は縞斑【バリエガータ】や、外斑【アルボマージナータ】が有名ですが、これらの品種からごく稀に【メディオピクタ】と呼ばれる非常に美しい中斑の子株が出現することがあるんです。

トップ画像とこちらの写真提供:えぬ(@n_enu_7)さん / X

白抜け部分が多くて本当に綺麗ですよね。

ただ、メディオピクタ化した子株の出現率は非常に低く、アルボマージナータからメディオピクタが出る確率は20分の1とも言われています。より美しい個体を狙う場合、確率はさらに低くなります。

ですので、結論とにかく多くの子株を出させるしかありません。

写真提供:ziku(@ziku28056745)さん / X

こちらはイオナンタの代表的な斑入りの種類です。

イオナンタの斑入りの種類一覧

それでは、メディオピクタを出現させるポイントを一つずつ見ていきましょう。

親株の母数を増やす

早く出現させたい場合は、最初に10株程アルボマージナータやヴァリエガータの親株を集めましょう。

バリエガータよりもアルボマージナータからの方が出やすいです。

ゆっくりでいい方は、1株からスタートして地道に数を増やしていきましょう。

株分けせずクランプにする

株分けせずにクランプで生育させていきましょう。

ティランジアの子株は親株につけていた方が圧倒的に早く成長します。メディオピクタの出現にはとにかく数を打つ必要がありますので、早く生育させてどんどん子株を吹かせていきましょう。

斑なしの子株は外す

アルボマージナータやバリエガータからは、斑の入らない子株が出る事があります。

斑がない株や斑の量が少ない株からは、メディオピクタは出にくいので株分けしてしまいましょう。

子株は親株から栄養をもらって成長するので、株分けによって親株に体力が残りさらに新しい子株を期待できます。

種は作らない

親株が受粉して結実してしまうと、種を作るのに大量のエネルギーを消費してしまいます。こうなると子株の量が大幅に減ってしまいますので、メディオピクタチャレンジ中は受粉させないようにしましょう。

イオナンタは1つの親株から3~4株、多い時で10株程度の子株を吹きますが、株の栄養状態次第では1株程度しか吹かない場合もあります。

めしべを切っておく

自家受粉の可能性は低いですが、万一を考えて、開花後は早めにめしべを切り落としておくと確実です。

肥料を与える

溜めた水に肥料を薄める

子株の付きをよくするには肥料・活力剤を与えるのも重要です。

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・ブラックウォーター

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これらの肥料を規定倍率で週に1回程度のペースで与えましょう。

さらにドーピングとして動物性の発酵堆肥を株元にひとつまみ、月1ペースで与えると調子が良いです。

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明るすぎない環境で育てる

斑は明るすぎる環境で見えにくくなってしまう事があります。「斑が飛ぶ」のは強光の刺激で葉緑体の発達が促進されるのが原因と思われます。

LED直下だと強光ストレスで赤くなる事があるので、そうならない程度の明るさで管理しましょう。

メディオピクタはすぐには株分けしない

写真提供:えぬ(@n_enu_7)さん / X

メディオピクタは葉緑体が少なく光合成する能力が低いので、小さなうちに株分けすると枯れてしまうことが多いです。

株分けする場合は親株と同じくらいのサイズになるまで待ちましょう。

また白抜け部分が多いメディオピクタからは、メディオピクタや「うぶ斑/幽霊斑(オバケ)」と呼ばれる真っ白の子株が出やすいです。

写真提供:ziku(@ziku28056745)さん / X

葉緑体のほとんどない「うぶ斑」の個体は株分けするとほぼ枯れてしまうので親株につけたままにしておきましょう。

成長は非常に緩慢

斑入り個体は光合成能力が低いため成長は遅めです。メディオピクタは特に白抜け部分が多いので大きくなるのに通常の2〜3倍の時間を要します。気長にゆっくり生育しましょう。

メディオピクタの相場

10,000〜50,000円と高額

ヤフオクなどでは2万円程度で落札されてることが多いようです。小さめ株でも1万円以上、専門店だと4万円以上、子株がたくさん付いているクランプになるとそれ以上の値段になります。

買うならネットで

リアル店舗で目にすることほとんどないので、すぐに欲しい方は通販で探しましょう。(といっても通販でも滅多に出回りませんが…)

小さすぎるメディオピクタは信用しない

イオナンタメディオピクタ

これは私の経験談なのですが、以前ヤフオクで1万円程度で出ていた1cm程度のメディオピクタの子株を買いました。2cm程度まで生育すると斑は段々と変化し、下葉からアルボのようになってしまいました。

小さい斑入りは個体は、葉緑体の入りが追いつかず全体的に白っぽくなることがあるので、メディオピクタと判断出来るのは少なくとも親株と同等のサイズまで生育した段階でしょう。

皆様もメディオピクタを買う際には小さい個体には注意してくださいね。

最後に

最後にこの記事のまとめです。

  • 親株の母数を増やす
  • クランプにする
  • 斑なしの子株は外す
  • 種は作らない
  • 肥料を与える
  • 明るすぎない環境にする
  • ネットで買うならある程度大きいサイズを

アルボマージナータやヴァリエガータの子株はヤフオクなどで買い手が付きやすいので、ぜひ皆さんもメディオピクタチャレンジしてみてくださいね!

この記事の写真の一部は先輩方(えぬさん・zikuさん・maruiwaさん)にお借りしたものを使用させていただきました。本当にありがとうございました。

それでは今回はこの辺で。

写真提供:maruiwa(@maruiwa3)さん / X

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