こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
今回は我が家の秘蔵っ子セイントピウスVを紹介します。
種名:ティランジア・セイントピウスV
英名:Tillandsia Saint Pius V
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
交配種:T. xerographica X T. roseoscapa
BCR登録:なし
チランジア セイントピウスV(セイントピースV)は、人気のキセログラフィカとロゼオスカパを掛け合わせた、夢のようなサラブレッド交配種です。
実はこのチランジアは2023年現在、国内ではほとんど流通していない希少種なんです。
というのも、生産元の米国RFI (Rainforest Flora Inc)社のSan Diego温室が火事で焼失。そこで作出されていたのがこの品種だったとの事。
「Rainforest Flora Inc.」はアメリカ カリフォルニア州に位置する北米最大手のエアプランツメーカー。約8500坪もの栽培ハウスを持っており、全世界にエアプランツを卸している。東京にポップアップ店が出た事もある。レインフォレストの公式インスタはこちら。
【セイントピウスVの特徴】
白色で、成長すると美しいロゼットを形成するとても美しい銀葉種です。
かなり大型になるそうですが、作出されたばかりの新しい交配種であるためキセログラフィカのようなどっしりとした壺型になるのか、ロゼオスカパのような大型の有茎種になるのかは分かっていません。
ネットにも成長した写真を上げている人は見つかりませんでした。
そして、この品種がなかなか流通しない理由は、先述したハウスの焼失の他にもう一つあります。
それは、異常なまでの成長の遅さです。
私が購入したBROMELIADS様に確認したところ幅10cm程度にも関わらず、なんと7〜10年経過していたそう。
※2023年4月19日追加
少し大きくなったので経過を載せます。
1年ほど経ってようやく動き出しました。ロゼット状に葉を展開しながら縦に伸びてきました。かなり美しいですね。
今後の成長に期待です。
【セイントピウスVの親株】
セイントピウスVの交配元となっているティランジアを写真付きでご紹介。
チランジア キセログラフィカ
ティランジアの王様、キセログラフィカは非常に人気の高い色白のタンクタイプです。
▼キセログラフィカについて詳しくはこちら
チランジア ロゼオスカパ
大型の有茎種。こちらも色白で美しく個人的にも大好きな品種です。
▼ロゼオスカパについて詳しくはこちら
【相場】
価格は10,000~30,000円
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
複数のナーセリーに在庫確認を行い、運良く残っていた最後の1株を購入できましたが、引き続き入手が困難なレア品種と言えるでしょう。
見かけた方は早めに確保しておいた方がいいかもしれません。
それでは今回はこの辺で。
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