【チランジア】シードポットの割り方を解説【エアプランツ】

↪︎ 最終更新 2025年 3月 26日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

チランジア/ティランジア(エアプランツ)のシードポット(種子)について、こんなお悩みありませんか?

  • 自然に弾けるのがいつか分からない…
  • いつの間にか弾けて種がなくなる…
  • 割って種を取り出す時期が分からない…
  • そもそも割り方が分からない…

という事で、今回はティランジアのシードポットについての基礎知識播種のタイミング割り方についてご紹介します。

ティランジアの種の基礎知識

受粉したら半年後にシードポットが出来る

ティランジアが受粉すると、結実していれば3ヶ月ほどでシードポット(種子の入った鞘)が内部で作られ、半年ほどで花序の先端に露出してきます。

※品種や環境、個体差で期間は若干異なります

シードポットは約1年で自然に弾ける

シードポッドは1〜1.5年ほどかけて熟成し、自然に弾けて種子が飛び出してきます。

外で弾けたら、種子が無くなってしまうことがありますよね。

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種子が成熟するまで使えない

シードポットは出てきてすぐは成熟しておらず、すぐには播種できません。

成熟したシードポット

  • チランジアの種が入ったシードポット
  • 弾ける直前のシードポット

こちらは出来てから15ヶ月ほど経過した、弾ける直前のシードポットです。このように乾燥して茶色くなり、シワが入っているものは成熟しています。

成熟していないシードポット

こちらは開花から1年、出来てから4ヶ月ほどのシードポットです。緑色でまだまだ成熟していません。

蒔ける程度まで成熟したシードポット

こちらは開花から2年、出来てから10ヶ月ほどのシードポットです。やや緑みは残りますが、この程度の期間が経過していれば中から種を取り出して播種する事ができます。

※同じ株から同時期に出たシードポットが弾けていれば、弾ける前の他のシードポットもほぼ成熟していると言えます。

【4ヶ月の種子】と【10ヶ月の種子】で実験

上で紹介した、蒔ける程度まで成熟した種子と、成熟していない種子を同じ条件で播種して発芽実験をしてみました。

こちらが2週間後の写真です。

当然結果は4ヶ月のものは全て死滅10ヶ月のものは全て発芽しました。

ちなみに成熟前のシードポットに入った種子はピンク色、成熟したシードポットに入った種子は茶色です。割ってからでは遅いですが参考までに。

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シードポットから種子を取り出す方法

こちらのキセログラフィカのシードポットを使って、シードポットが弾ける前に種子を採取する方法をご紹介します。

親株からシードポットを切り離す

シードポットは親株と繋がっています。花包を剥いてシードポットを指で捻ると簡単に外せます。

▼取り外しの様子を動画でチェック

シードポットを指で摘んで割る

  • エアープランツのシードポットを破る
  • シードポットから種を取り出す
  • シードポットから種を引っ張り出す
  • ティランジアの種

シードポットの真ん中から指でパキッ割り、中身を引っ張ると種が出てきます。種子はポットの中で3部屋に分かれており、先端側(親株と遠い方の位置)に付いています。

綿毛はたんぽぽと同じく遠くに種を運ぶためのものです。

▼種子取り出しの様子を動画でチェック

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播種してみよう

チランジアの種を培地に入れる

種子を取り出したら発芽にチャレンジしてみましょう。

おすすめは無菌播種と呼ばれる方法です。

▼無菌播種について詳しくはこちら

最後に

無菌播種は準備が必要なので、自分のタイミングで種子を取り出して播種したいですよね。

播種される方は、是非参考にしてみてくださいね。

それでは今回はこの辺で。

▼まだまだあります!子株を増やす裏技はこちら

▼種の作り方はこちら

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