こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
この記事ではマニアの間で人気の高い灰色の巨大種【ティランジア・ミマ・ミマ】をご紹介します。ちなみに私もかなり好きな品種です。
種名:ティンジア・ミマ・ミマ
英名:Tillandsia mima var. mima
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属名:ティランジア亜属
原産地:コロンビア・エクアドル
ティランジア・ミマ・ミマの特徴
ティランジア・ミマ・ミマは南米コロンビア〜エクアドルにかけて自生する、希少なティランジア/チランジア(エアプランツ)です。
ちなみに比較的流通の多い、ティランジア・ミマ・チリテンシス【Tillandsia mima var. chiletensis】はペルー原産の別変種です。
乾燥した茂みの中や岩肌に着生しており乾燥には強いですが、寒さにはそこまで強くありません。
灰銀のトリコームと美しいロゼッタが醸し出す渋い雰囲気が本当に魅力的です。
乾いた質感がたまりません。
葉は分厚く硬質でとても健強なので育てやすい品種です。
ミマの育て方
ある程度暗い環境でも生育しますが、夏の直射は遮光が必要です。
私の生育している株は、強光で紅葉します。
乾燥には強い品種ですが、水は好きです。風通しの良い明るい環境なら水を溜めて生育出来ます。
また、流木着生だけでなく鉢植えでも調子がいいようです。
ミマは超大型種
本種は1メートルを超える大型種です。流通するものはほぼ手のひらサイズの未成熟株になります。
ただ成長は遅めなので、気長に育てる必要があります。
▼こちらは2年半の成長過程です▼
既に迫力がありますが、これでもまだまだ赤ちゃんサイズなんです。
実はミマは環境次第ではとんでもないサイズになるポテンシャルを秘めています。
こちらは米国の有名ナーセリー『トロピフローラ(Tropiflora)』の農場で育った30年もののミマ。
※こちらの写真はトロピフローラ社様の許可を得て掲載しています
すごいサイズですよね。野生ではさらに倍以上に大きく成長したものも見つかっています。
ミマは根っこも極太
ご覧の通り、根の太さも他とは一線を画します。
お花はなかなか咲きませんが、長寿なので育てがいがあります。
▼ティランジアの寿命について詳しくはこちら
また、ある程度のサイズになったら、開花より先に子株を吹きます。
チランジア・ミマ・ミマの相場
価格は10,000円以上
ミマ・ミマはなかなか出回らない希少種で、市場価格は小さいものでも1万円以上はします。(ちなみにミマ・チリテンシスは小さめの株で2,000〜4,000円ほど)
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
やや高額ではありますがとっても魅力的な品種なので、大型種好きの方にはおすすめですよ。
10年後、20年後にお家に入らなくなっても良いと言う覚悟がある方は、チャレンジしてみてくださいね(笑)
それでは、今回はこの辺で。
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