
↪︎ 最終更新 2025年 4月 10日
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
今回はランナーを伸ばしながら連なるティランジア/チランジア(エアプランツ/エアープランツ)のヴィヴィパラ(ビビパラ)種をまとめてみました。
ヴィヴィパラ種のティランジアと言えば、フレクスオーサやインターメディアが有名ですが、実はそれ以外にもヴィヴィパラ種のティランジアは存在しています。
ヴィヴィパラ種とは?

ヴィヴィパラ(vivipara)とはティランジアの分類の一つです。親株の花茎途中から子株が出てくるティランジアは、総称してヴィヴィパラ種と呼ばれます。
長く伸びながら成長するので、とても見応えがあり大きなティランジアが好きな方や、存在感のあるティランジアをお部屋に取り入れたい方には特におすすめです。
ヴィヴィパラ種のティランジアの花茎はランナーとも呼ばれます。

ただし、ヴィヴィパラ種のティランジアであっても、途中でランナーが折れてしまった場合や、個体差などで株元から子株が出ることもよくあります。
ヴィヴィパラ種のティランジア紹介
フレクスオーサ・ヴィヴィパラ

【Tillandsia flexuosa var. vivipara】
言わずと知れた、ヴィヴィパラの代表種です。フレクスオーサの変種でヴィヴィパラするタイプになります。
育てやすく非常に成長が早いので、初心者にもおすすめです。大型でランナーが2メートル以上伸びる場合もあり迫力満点です。
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インターメディア

【Tillandsia intermedia】
スマートなボディと美しい銀葉、カールした葉が魅力的なおしゃれなヴィヴィパラ種ティランジア・インターメディア。
こちらも数世代連なるとかなりの大きさになります。
やや乾燥しやすいので、葉先が枯れ込む場合は湿度高め、水やり多めで管理するのがおすすめです。
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フレクスオーサ・ヴィヴィパラ×インターメディア

【Tillandsia flexuosa vivipara x intermedia】
上の2品種を掛け合わせた交配種です。ヴィヴィパラ種同士の交配なので当然こちらもヴィヴィパラします。フレクスオーサをスマートにしたような草姿で非常にかっこいい品種です。
ほぼ同交配のネームド品種にはシルバーコーラル Silver Coral (T. flexuosa ‘Giant Form’ × T. intermedia)なども存在します。
セクンダ

【Tillandsia secunda】
40cm以上にもなる大型種で、艶やかなシルバーのトリコームが際立つ銀葉種です。園芸店などでも稀に見かけます。
カーリースリム・ヴィヴィパラフォーム

【Tillandsia ‘Curly Slim’ Vivipara Form】
こちらは片親のインターメディアの性質が出たカーリースリムのヴィヴィパラ個体。
通常カーリースリムはヴィヴィパラしないので、これはかなり珍しいです。
まだまだいます
基本種がヴィヴィパラしないストレプトフィラなども稀に花茎から子株をつけることがあります。
他にも…
- ティランジア・ムロルム
- ティランジア・ソムニアンス
- ティランジア・ミマ・チリテンシス
- ティランジア・ラティフォリア・ヴィヴィパラ
交配種なら…
- ティランジア・シスターテレサ(片親がインターメディア・ヴィヴィパラしない場合もあり)
- ティランジア・ビショップジョンフィッシャー(交配種親はヴィヴィパラ種ではありませんがヴィヴィパラする事例あり)
ヴィヴィパラ種を使った交配の場合、どの品種でもヴィヴィパラになる可能性があります。
また、親株がヴィヴィパラ種でなくとも稀にヴィヴィパラする場合もあります。
生育株からヴィヴィパラが突然出たら幸運なので、大切にしましょう。
最後に
ティランジアには意外にもたくさんのヴィヴィパラ種が存在しますので、ぜひ探してみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。
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