こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
土のいらない植物として有名なエアープランツ(チランジア/ティランジア)ですが、ワイヤーで吊るしたり、流木などに着生させたりする以外にも【鉢植え】でおしゃれに飾る事ができます。
準備するもの
- 鉢
- 鉢底ネット
- 用土 (軽石 / バークチップ)
- 園芸用アルミ線
- ※水苔
鉢植えでの管理は水気を好むタンクタイプのティランジアにおすすめ。用土には、通気性の高い【軽石】や【バークチップ】を使用します。
用土に【ベラボン】を混ぜたり、【水苔】で株元を覆い、保湿力を高めたりする方法もあります。ただし、風通しが悪いと蒸れの危険も高まるので、エアプランツの生育に不慣れな方は軽石やバークチップだけで植え付けるのがおすすめです。
鉢は通気性の高い『素焼き』のものが奨励されますが、風通しさえ良ければ『陶磁器』や『プラスチック製』でも全く問題ありません。
※必ず鉢底穴があるものを使用してください。
鉢植えにおすすめの品種
鉢植えは湿度が高くなりやすいので、水気を好む緑葉種や壺型種のティランジアがおすすめです。
ちなみに今回鉢植えにするのは、銀葉種の大型ティランジア【ハリスコモンティコラ】。風などで倒れてしまわないよう鉢も大きく重量のあるものを選びました。
<鉢植え方法>
鉢底にネットを設置する
鉢底にネットを設置します。用土の流出防止だけでなく、鉢底からナメクジなどの害虫が侵入するのを防ぐ効果があります。
根にワイヤーを取り付ける
そのまま置いて安定しないようなら、根に園芸用のアルミワイヤーを巻き付けましょう。
株に根がない場合は本体に巻く
▼使用したワイヤーはこちら
ティランジアが発根していない場合は、本体にワイヤーを直接引っ掛けて固定します。成長点を遮らないよう、外側の葉を跨ぐようにワイヤーやテグスを取り付けてください。
鉢に用土を入れる
まずワイヤーをネットの穴に通し鉢底へ逃します。続いて、軽石を投入。
深く埋めすぎると通気が悪くなり、さらに子株の生育阻害になってしまうので、なるべく浅く植え込みましょう。
今回は平田ナーセリーさんの軽石「GOOD SOIL」(小粒)を使いましたが、市販の小〜中粒タイプのものでOKです。
ワイヤーを引っ張り固定する
最後に鉢底から出しておいたワイヤーを捻りながら引っ張り、株を固定します。この時強く締めすぎないように注意してください。余ったワイヤーは鉢裏に隠してしまいましょう。
しばらくすると根が伸び着生してくれます。
かなりかっこよく仕上がりましたね。銀葉種のティランジアには、グレー系の軽石や鉢が似合うのでオススメです。
バークチップで植えてもOK
軽石の代わりにバークチップを使って植え付ける事もできます。
手順は軽石のときと同じです。バークチップは軽石よりもやや保湿力があり、根の着生もしっかりしてくれます。
ナチュラルなテイストで仕上げたい方にオススメです。
水苔て鉢植えする事も
保水力のある水苔を使用した植え付け方法もあります。
まず水でふやかした水苔を根に巻き付け、軽石の上に植え込んでいきます。追加で水苔を敷き詰め、手で押し付けて安定させたら完成です。
▼少量で良い方はこちらの水苔で十分です
水苔での植え付けはブラキカウロスやブルボーサ、カプトメデューサエなど特に水が好きな品種におすすめです。先述したように保湿力が高い反面、蒸れの危険も高まるので、風通しが万全でない方は、水苔は使わずに軽石やバークチップのみでの植え付けがおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか?ワイヤーで吊るすのとはかなり印象が変わりますよね。
今回使用した【ハリスコモンティコラ】など、鉢に植え付けた方が調子の良い品種もあります。
また、鉢植えの良いところは好きな鉢で植え付けができる事。鉢で個性を出す事ができちゃいます。みなさまもまずはお気に入りの鉢を探す所から楽しんでみてくださいね。
それでは今回はこの辺で。
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