こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
NHK「趣味の園芸」エアプランツ巨大化計画を実際にストレプトフィラ(Tillandsia streptophylla)で試してみました。
▶︎結論:約2ヶ月半で約2倍に成長
●検証期間:2021年4月1日〜6月19日
●サイズ:幅30cm/高さ17cm→幅50cm/高さ25cm
【やり方解説】
この「エアプランツ巨大化計画」では株の根元を水につけながら生育する必要があります。
コップなどに直接水を張っても良いのですが、今回はハンギングで育成できるよう少し細工を施しました。
準備するもの
- 10cm以上に成長した株(ストレプトフィラ)
- レザープランツハンガー
- プラスチックカップ
- カッターナイフ
▼ハンギングはこちらを使用
まずは入れ物作りからスタート。ハンギングレザーに合わせて、ぴったりサイズのカップを準備します。
適当な高さでカットしていきます。
(カップを深くしすぎると、風通しが悪くななるので、必要最低限の高さにしましょう。)
カットしたカップをハンギングの底に敷き、株を入れてから水を2cm程度張れば準備完了です。この時、「根」を水につけるのがポイントだそう。
肥料を仕込む
【動物性完熟堆肥】を葉の根本にひとつまみ×3ヵ所仕込みました。
今回使用したおすすめの肥料はこちら。
この肥料があるとないとでは成長スピードがかなり違うとの事ですので、これからしっかり検証していきます。
量が多すぎるという方にはこちら。
ついでに私が使っている液肥も紹介。
お馴染みのハイポネックスです。
【生育環境】
- 場所:屋外(ベランダ)
- 風:良好
- 光:午前7〜11時まで直射(4月現在) ※11時以降は日陰
- 水やり:毎日たっぷり
- 肥料:週に1度液肥(ハイポネックス) + 2ヶ月に1度 動物性完熟堆肥
我が家のベランダは風通しこそいいのですが、如何せん日当たりは正直です…
直射による葉焼けが怖いので5月からは30%程度遮光する予定です。
【観察記録】
2021年4月1日(巨大化計画スタート)
スタート時の株のサイズは幅約30cm・高さ約17cmでした。やや成長した状態からのスタートとなります。
2021年5月5日
約1ヶ月が経過。かなり発根し、葉が伸びてきました。株のサイズは幅約35cm・高さ約20cm。
ストレプトフィラはスポンジのようにどんどん水を吸ってしまうので、溜めた水が5時間程度て無くなってしまいます。そのせいか株の下3分の1が常にしっとりとした状態に。
カップの水は朝晩2回注ぎ足しています。
2021年6月19日
約2ヶ月半週間が経過。成長点から新しい葉が上がってきました。
株のサイズは幅約50cm・高さ約25cm。
・・・
【検証終了】
・結果 / 所感
●検証期間:2ヶ月半【2021年4月1日〜6月19日】
●サイズ:幅30cm/高さ17cm → 幅50cm/高さ25cm
【2ヶ月半でサイズは約1.7倍に。巨大化成功と言っていいのではないでしょうか。】
書籍紹介されていた株は、約1年で約10cmから50cmまで成長させていましたが、今回はスタート時すでに30cmあったので僅か2ヶ月半で終了となりました。
成長の遅いチランジアにしては、短期間で目に見えて大きくなったなという印象です。
また、嬉しいことにこの2ヶ月半で根も大量に生えてきましたよ。
・注意
ある程度大きくなってからは、株全体の水分量が多くなりすぎて腐る危険があるそうです。
ちなみに、この株は終了時点で成長点付近の葉が突然黒色化して枯れを起こしていました。
風と光の管理は悪くなかったはずなので、原因は株の水分量だったのかもしれません。もう少し気付くのが遅れたら大変なことになっていました…
実行される方は、頻繁に状態を確認し、異変があれば無理せず止めるご決断を。
この株は「エアープランツ天狗堂」様からお迎えしました。
▼ストレプトフィラが欲しい方はこちら
【追記:2022年1月10日】
ちなみにストレプトフィラの場合、株の水分量によって見た目にこれだけ差が出ます。
巨大化管理をやめ通常の水やりに戻せば、本来の姿に戻りますのでご安心ください。
・・・
▼巨大化計画の詳しい解説はこちら▼
▼巨大化計画の内容はこちらの号で特集されています。
より詳しく杉山さんの解説を確認したい方はこちらをご確認ください。
▼ストレプトフィラについて詳しくはこちら
<エアープランツの育成年間カレンダー作りました>
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ティランジアの専門用語、全部まとめました。
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