ブロンズボディと可憐な花が魅力の ティランジア・ジョネシー【Tillandsia jonesii】

↪︎ 最終更新 2026年 4月 5日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

Tillandsia jonesii(ティランジア・ジョネシー)は、比較的近年になって正式記載されたティランジアの一種でありながら、その完成されたフォルムと育てやすさから愛好家の間で静かに人気を高めている種です。

本記事では、Tillandsia jonesiiの原産地や名前の由来、形態的特徴、そして自生地から読み解く栽培のポイントまで詳しく解説します。

名前:ティランジア・ジョネシー
英名:Tillandsia jonesii 
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:アノプロフィツム亜属

ティランジア・ジョネシーとは?

ティランジア・ジョネシーは、細く硬質な葉を持つ小型の有茎種で、トリコームに覆われた葉は強光下で銀緑からブロンズ色へ変化します。開花時にはピンクの苞と青紫の花が愛らしいコントラストを生む美花種でもあります。

原産地

  • ブラジル南部(リオグランデ・ド・スル州)

自生環境

  • 亜熱帯
  • 岩上(リトファイト)または樹上に着生
  • 雨は少ないが霧・湿気の多い環境
  • 自生地では主に 朝露や霧から吸水 する

主な特徴

① 茎が伸びる有茎種(カウレッセント型)

多くのロゼット型と違い、

  • 茎(stem)が伸びる
  • 小型ながら立体的なシルエット

いわゆる有茎種 caulescent のティランジアです。

② 葉の特徴

  • 細く硬い針状葉
  • 銀緑〜紫を帯びる
  • トリコームが多くやや白銀色

強光や低温で ブロンズ〜紫色に変化することがあります。

これは乾燥・紫外線耐性の色素増加によるもの。

③ 花

  • ピンク〜赤色の苞
  • 青〜紫の筒状花
  • 冬〜早春開花が多い

非常に見応えのある三弁花が魅力です。

aeranthos系に似ていますが、より小型で薄い青紫色の花弁です。

近縁種との違い

よく比較される種

違い
aeranthosjonesiiの方が小型・葉が濃色・赤味
bergeribergeriは葉が緑寄り
stricta系jonesiiは明確な茎構造

特にアエラントス系と誤認が多い種として知られています。

生育のポイント(栽培ガイド)

☀️ 光

  • 明るい場所必須
  • 直射弱め〜強光OK
  • 光不足 → 緑化・徒長

グレーティランジアなので光要求は高め。

💧 水やり

一度水切れすると、なかなか吸わず戻らなくなるのでそうなった場合はソーキングで対応。

目安:

  • 週2〜3回ミスト
  • または定期ソーキング可

重要:
✅ 水後は完全乾燥させましょう。

乾燥耐性はそこそこありますが、蒸れには弱いです。

🌬️ 風

超重要ポイント。原産地は高所・風通しの良い環境。

空気停滞=最大のリスクです。

🌡️ 温度

  • 比較的耐寒性あり
  • 乾燥状態なら軽い低温にも耐える(0度以下でも耐えたという話も)

※ただし日本では5℃以上推奨です。

  • 成長速度:やや速い
  • 群生化しやすい
  • 開花後に子株を多数出す

成長が早く、クランプも魅力的です。

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正式な記載年

Tillandsia jonesii は、ブラジルの植物学者 Teresia Strehl により 2000年に正式記載された比較的新しいティランジアである。その後2000年代のブラジル植物相研究の中で再整理され、認知が広まった種でもあります。

  • 記載者:Teresia Strehl
  • 発表年:2000年
  • 掲載誌:Iheringia, Série Botânica

植物分類で基準になるデータベース:

First published in Iheringia, Botânica 54: 27 (2000)

これは分類学的に「種が成立した年」です。

なぜ「2008年説」が出てくるのか

2008年という年も実際に関連文献に出てきます

2008年は:

  • ブラジルのブロメリア科リスト・保全研究などで
  • jonesii が 再掲載・整理 された年

つまり:

内容
2000年✅ 新種として正式記載(命名の誕生日)
2008年種リスト・分類研究で再収録・整理

園芸サイトや二次資料では
👉 「文献に載った年=記載年」とされることが多いです。

余談

実は記載者の Strehl は同時期にリオグランデ・ド・スル州から複数のTillandsiaを記載していて、jonesii はその 南ブラジル新種群の一つです。

だから:

  • 流通が遅れた
  • 園芸界で知られるのが後になった
  • → 「新しい種=2008年頃?」という認識が広まった

という背景があります。

名前の由来

植物学名の -ii はラテン語化された献名形です。

つまり:

👉 「Jones(ジョーンズ)氏に献名された種」ということになります。

献名の詳細な背景は原記載以外では広く言及されていませんが、本種の研究または発見に関わった人物への命名と考えられます。

相場

価格は2,000円〜

※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。

今では価格は落ち着いています。

ブロンズのボディと可愛い開花姿が見たい方は、ぜひ育ててみてください。

それではこの辺で。

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