こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
今回は、ハワイの生まれの斑入りトリコロール、【ハワイアンク・ラシック】をご紹介します。
種名:ティランジア・ハワイアンクラシック
英名:Tillandsia ‘Hawaiian Classic’(Tillandsia tricolore variegated)
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
BCR登録:あり(17245)
幻の斑入りトリコロール
こちらの品種はハワイのティランジア栽培家、Jerry Domingo(ジェリー・ドミンゴ)さんが選抜した、トリコロールの斑入り個体です。
この株は通常のトリコロールから子株として出てきたオフセットで、2008年頃にドミンゴさんに発見され増やされました。その後2023年7月にBCRに記載されています。
こちらが親株のクランプです。
ドミンゴさん曰く2024年6月時点で、日本国内にはなんとまだ2株しか販売していないとの事。こちらで3株目となります。現在、ドミンゴさんの農園内のストックはこちらの親株のクランプと、株分けして生育されている3株だけです。(現在は増殖のためかサイトでも販売停止中。)
まさに幻の希少種と言えるでしょう。
目の前で株分けしてもらいました
今回ハワイの農園を訪れ直接購入。「好きな子株を選んで良いよ」と言われ、ドミンゴさんに目の前で株分けしてもらいました。
鮮烈な黄斑
見どころは何と言っても黄色に輝く美しいストライプ。濡らしていなくてもはっきりと目視できる見事な斑(ふ)が株全体に回っています。斑は強光でこのようなクリーミーイエローに発色します。
葉緑体が少ない分、通常のトリコロールより成長は遅いそうです。
この斑の入り方ならどこから小株を吹いてもしっかりと受け継がれる事でしょう。
モンスタークラスのサイズ感
トリコロールと言えば日本では10〜20cm程度のものが一般的ですが、こちらの株は50cmオーバーの超ビッグサイズ。ハワイの温暖な気候でドミンゴさんの愛情を注がれながらのびのび育った株は一味違います。
最大で幅66cmのロゼットから、46cmの花序が伸びるとの事です。
今後の増殖を待たれる品種の一つですが、絶対に枯らさないように気長に育ててみます。開花したらまた記事を更新しますね。それではお楽しみに。
▼ドミンゴさんの農園について詳しくはこちら
▼個人輸入の流れを記事にしました
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