イオナンタの血統が生んだ芸術-セルティックスパイアーの魅力に迫る【Tillandsia‘Celtic Spire’】

↪︎ 最終更新 2025年 11月 22日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

尖った葉が重なり合い、まるで小さな塔のような存在感を放つチランジア ‘Celtic Spire’。

この記事では、そんなティランジア(チランジア)・セルティックスパイアーの特徴や、魅力をご紹介します。

名前:ティンジア・セルティックスパイアー
英名:Tillandsia ‘Celtic Spire’
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
交配:イオナンタ・ドルイド x イオナンタ・バンハイニンギー
BCR登録:あり(10678

【品種について】

セルティックスパイアーは、アイオナンタ系らしい強健さと、塔のように立ち上がるバンハイニンギー特有のロゼットを受け継いだ交配種です。(ドルイドの白花は受け継いでいません)

作出者は Bill Timm 氏で、2011年にBCRに記載された登録品種になりす。

サイズは小型〜中型で、ロゼットは幅5cm、高さ10程度まで大きくなりますか、育て方次第でそれより小さくも大きくもなります。

水好きで、比較的育てやすい品種です。

【名前の由来(推察)】

名称 “Celtic Spire” の “Celtic” はおそらく “ケルト” を指し、スパイアー (spire=尖塔・塔型) という単語を組み合わせた装飾的な命名だと推察されます。

公式な由来説明は見つかっていませんが、おそらく交配者である Bill Timm 氏がこの形状・質感・色合い・雰囲気から “ケルト風/尖塔風の造形美” をイメージして命名したのではないでしょうか。

【青紫の筒状花】

開花期には赤く短い花序を出し、薄紫色の筒状花を咲かせます。

赤く紅葉した姿も相まって、非常に美しい開花姿ですね。

開花後は子株が多く出るので比較的増やしやすい品種ではあります。

通常10cm程度まで大きくなりますが、写真のように小さく咲いてしまうこともあります。

【相場

価格は5,000円〜

※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。

流通は少なめで市場価格はそこそこ高め。登録品種かつ、美しい開花姿が見られるので、イオナンタ好きには密かに人気の品種です。

有茎種が好きな方にはおすすめの品種なので、見かけた方は是非育ててみてくださいね。

それではこの辺で。

▼いろんな飾り方まとめました

▼エアプランツの基本的な育て方はこちら

▼分からない言葉はありませんでしたか?

コメント

コメントを残す