イオナンタ界の異端児 ‘ゼブリナ’ を知る【Tillandsia ‘Zebrina’】チランジア

↪︎ 最終更新 2026年 3月 26日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

突然ですが、縞模様(バンド)の入ったイオナンタを見たことはありますか?
イオナンタ ‘ゼブリナ’ は、通常のイオナンタとはひと味違う表情を見せる珍しい品種です。この記事では、その特徴や名前の由来、分類の変遷をわかりやすく紹介します。

名前:ティランジア・ゼブリナ
英名:Tillandsia ‘Zebrina’
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
BCR登録:あり(8340

ティランジア・イオナンタ・ゼブリナとは

ティランジア・イオナンタ ‘ゼブリナ’ は、イオナンタの中から選抜された栽培品種のひとつです。
もともとは1982年に Tillandsia ionantha var. zebrina(イオナンタの変種)として発表されましたが、1994年の分類見直しにより、独立した変種ではなくイオナンタの変異の一つと判断されました。

しかし、特徴的な縞模様をもつ園芸的価値が認められたため名称はそのまま使われ、BCR(Bromeliad Cultivar Registry) に Tillandsia ‘Zebrina’ として登録され、現在は栽培品種として流通しています。

なお流通する‘Zebrina’には、採集由来やクローンの違いによって複数の系統が存在するとする説もあり、個体によって縞模様の強さや現れ方に差が見られることがあります。

外観的特徴

  • 葉に横方向の縞(バンド)模様
  • 銀白色と緑色が交互に見える
  • 開花期は通常イオナンタ同様に赤く色付く
  • 紫色の花を咲かせる

この「縞」は色素ではなく、

トリコーム(鱗片毛)の発達が部分的に欠けたことで緑色部分が帯状に見えている状態です。

つまり

  • 斑入りとは違う
  • 毛(トリコーム)の密度差による視覚効果

という点がマニア的に面白いポイントです。

模様の遺伝性

‘Zebrina’は

  • 子株で模様が弱くなることがある
  • 成長後に再び縞が出る場合がある
  • 実生では再現性が低い

など、遺伝的に安定しない事があります。

→ そのため個体差が非常に大きい品種といえます。

‘Zebrina’ の由来・系統(重要)

海外の園芸資料では、

  • グアテマラ系イオナンタのクローン由来とされる例
  • メキシコ由来クローンとして流通した個体群

など複数系統が存在するとされています。
つまり「単一の産地固定型」ではなく、

縞模様(banding)が現れたイオナンタ個体を起点にした園芸選抜系統

と理解するのが現在の一般的解釈です。

名前の由来

Zebrina

  • 「Zebra(シマウマ)」由来
  • ラテン語形 zebrinus(縞模様の)

葉に現れる横縞がシマウマ柄に見えることから命名されています。

栽培のポイント

※写真はシルバートリンケットです

ゼブリナは、イオナンタ同様健強で育てやすい品種です。

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イオナンタの中でも珍しい品種なのでやや高めですが、魅力的な品種なので、イオナンタがお好きな方はぜひ探してみてくださいね。

それではこの辺で。

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