スタイリッシュな亜属間交配 チランジア・ドゥラティ×イキシオイデス【Tillandsia duratii × ixioides】

↪︎ 最終更新 2026年 11月 7日

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

ティランジアの中でも、独特なカール葉で知られるドゥラティ。そして、硬質な銀葉と鮮やかな黄色い花が魅力のイキシオイデス。

今回は、この2種類を掛け合わせた交配種、ティランジア・ドゥラティ×イキシオイデスを紹介します。

名前:ティランジア・ドゥラティー×イキシオイデス
英名:Tillandsia duratii × ixioides
科・属:ブロメリア科・ティランジア属

※本株は、特定の園芸品種名が付けられたネームド交配種ではありません。そのため、ここで紹介している葉の特徴や水やりに関する性質は、あくまで私が栽培している個体で観察されたものです。同じ交配親を持つ株であっても、個体によって特徴や生育傾向が異なる可能性がありますので、参考情報としてご覧ください。

※同交配にはネームド品種の「ティランジア・ジャックポット」がいます

亜属間交配によって生まれた珍種

ティランジア・ドゥラティー×イキシオイデスの興味深い点は、交配が難しいとされる異なる亜属に分類される2種のハイブリッドであることです。

ドゥラティー(Tillandsia duratii)はフィタルリザ亜属、イキシオイデス(Tillandsia ixioides)はアノプロフィツム亜属に分類されます。これらの亜属は、ティランジア属の分類体系において区別されており、両者の交配は亜属間交配にあたります。

あまり出回らない珍しい品種でもあります。

ドゥラティ

  • チランジアドゥラティーの子株

最大の特徴は、葉先が強くカールする独特の姿です。

肉厚で硬い葉は銀白色のトリコームに覆われ、成長すると茎を伸ばしながら大型化していきます。

葉先は螺旋状に巻くように成長し、周囲の枝などに絡みつくような性質を持っています。

この特徴的な姿は、ほかのティランジアにはあまり見られないドゥラティならではの魅力です。

また、開花すると紫色から青紫色の花を咲かせ、甘い芳香を楽しめることでも知られています。

イキシオイデス

イキシオイデスは、肉厚で硬質な葉を放射状に展開する種類です。

葉全体は白銀色のトリコームに覆われ、乾燥した環境に適応したような、力強い草姿をしています。

特に魅力的なのが開花時の姿です。

濃い黄色の花を咲かせ、銀白色の葉とのコントラストが非常に美しい種類です。

生育記録

4年前の入手時、まだまだ見窄らしい佇まいでしたが、じっくり生育すれば葉が複雑に絡み合うような姿になり、株全体に独特の立体感が生まれます。

ドゥラティー×ガルドネリーの特徴

この交配種の魅力は、両親それぞれの特徴が組み合わさった草姿にあります。

国内の販売店で紹介されている個体では、肉厚で非常に硬質な葉と、全体を覆う厚いトリコームが確認できます。

葉色は美しいシルバーで、茎を伸ばしながら成長する有茎性の交配種です。

銀白色の美しいトリコーム

両親ともに銀白色のトリコームを持つため、この交配種も全体的に白銀色の印象が強くなっています。

特に葉の硬さや厚みも特徴的で、繊細な印象というよりは、存在感のある力強い草姿です。

交配親のドゥラティーは、細長く伸びた葉が大きくカールすることで知られるティランジアです。

本種もそれとなく草姿が似ていますね。

この株は水分多めの管理なのでストレート気味になっていますが、乾燥するとカールする葉が見られます。

ガルドネリーの特徴である葉の表面を覆うトリコームもしっかり受け継がれています。

花にも期待したい交配種

開花も楽しみなポイントです。

ドゥラティは芳香のある青紫色の花を咲かせ、イキシオイデスは鮮やかな黄色の花を咲かせます。

Davis Farmsの販売情報では、この交配種についてドゥラティ由来の芳香と、イキシオイデス由来の黄色味を帯びた花の特徴が紹介されています。

ただし、実際の花色や香りは個体によって異なる可能性があり、両親の特徴が必ずそのまま現れるとは限りません。

この株の親は不発に終わってしまったので、次の開花で花色と香りを確かめたいと思います。

ガルドネリーの性質を意識しすぎない

ドゥラティー×イキシオイデスを育てる際に意識したいのが、水やりです。

交配親のガルドネリーは、水やりが多いと蒸れやすいですが、本種は必ずしも乾燥気味の管理が適しているわけではありません。

乾燥が進むと写真のように葉が内側に閉じるように巻き込み、株全体が縮こまったような姿になることがあります。

そのため、葉の状態を観察しながら必要な水分をしっかりと補うことが大切です。

ただし、水やりの頻度は気温や湿度、風通しなどによって変わります。水を与えた後は株全体が適切に乾くようにし、長時間濡れた状態が続かないよう注意しましょう。

特に高温多湿の時期は、単純に水やりの回数を増やすのではなく、株の乾き具合や葉の状態を確認しながら調整することが重要です。

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最後に

成長とともに葉のカールがどのように変化するのか、そして開花時にはどのような花を見せてくれるのか。

これからの成長が楽しみなティランジアです。

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