
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
今回ご紹介するティランジア(チランジア)は、イオナンタの大型の栽培品種『ティランジア・アプレタードBRT』です。
種名:ティランジア・アプレタード BRT
英名:Tillandsia ‘Apretado BRT’
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属名:ティランジア亜属
BCR登録:あり(14772)

1982年頃にメキシコでパメラ、コイデ、ハイアットによって野生採集されました(正確な採取地は不明)。PCRへの登録は2018年と、比較的新しい品種になります。
かつては同名の『アプレタードRFI』と混同されていましたが、それぞれの名前の後ろに生産社のイニシャル
BRT(バード・ロック・トロピカルズ社)
RFI(レインフォレスト・フローラ社)
が記載され、しっかりと区別されるようになりました。
ちなみにRFIは小型で、流通はBRTよりも極端に少ない印象です。
アプレタード BRTの特徴
‘アプレタード’はスペイン語で『きつい・狭い』を意味します。
その名の通り葉は肉厚で硬質、子株を吹くまでは横には広がらず、ぴたっと引き締まった形をしています。トリコームは基部に濃く出て、葉先にかけて薄くなっていきます。
BCRには12cm程度となっていますが、上手く育てれば20cm近くにまで成長することもある非常に大型のイオナンタです。
ただ、ティランジア全般に言えることですが、日本の寒暖差の大きな環境下だと、大きくならないうちに咲いてしまいがちです。大きく育てたい方は、温度管理をしっかり行う必要があります。
美しい紅葉と長い筒状花
育て方自体は難しくなく常のイオナンタ同様、開花期には先端付近が真っ赤に染まり、紫色の長い筒状花を咲かせます。
ただ、子株を親株に付けたままにしておくと、開花前に出た子株は親株の開花に触発され小さいうちに咲いてしまう事があります。
数を増やしたい方はつけたままにしておく方が良いのですが、大きくしたい方はある程度で株分けする事をお勧めします。
子株もりもり品種
上手に育てると子沢山になります。イオナンタ系は根本から子株を吹くことが多いですが、アプレダートBRTは途中からも子株が出やすい傾向があるようです。
子持ちにならと形は崩れますがこれはこれでかっこいいですね。
▼基本の管理方法まとめました

▼より詳しい育て方はこちら
【相場】

価格は10,000〜30,000円以上とかなりお高め
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
希少な品種のため、流通は多くなく小さめサイズの子株でも1万円程度、大きな生育株は3万円以上の高値で取引されます。
お値段は張りますが、増やしやすい品種なので皆様も是非育ててみてくださいね。
それではこの辺で。

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