↪︎ 最終更新 2026年 6月 10日
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
ティランジアには、開花して初めてその価値が分かる品種があります。
Tillandsia caput-medusae ‘Alba’もそんなー株です。普段は見慣れたカプトメデューサエとほとんど変わらない姿をしていますが、花が咲くと純白の花弁が現れ、まったく異なる印象を与えます。
流通量は決して多くなく、見かけたときが出会いのチャンスともいえるアルバ。本記事では、そんな本品種について詳しく紹介します。

名前:ティランジア・カプトメドゥーサエ・アルバ
英名:Tillandsia caput-medusae ‘Alba’
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
BCR登録:なし
カプトメデューサエ・アルバとは?

Tillandsia caput-medusae ‘Alba’ は、一般的なカプトメデューサエの中から「花色の色素が欠失した白花個体」を選抜・増殖した栽培品種(フォーム)として流通しているものです。
名前の由来
学名の caput-medusae はラテン語で「メデューサの頭」を意味します。
ギリシャ神話に登場する蛇の髪を持つ怪物メデューサの頭部に似ていることから名付けられました。太くうねる葉が放射状に伸びる姿が、まさに蛇の髪を思わせます。
Alba の意味
‘Alba’ はラテン語の albus(白い) に由来します。
園芸では、
- 白花
- 白色の苞
- 色素欠失個体
などに対して広く使われる名称です。
カプトメデューサエの場合、通常は紫色の花を咲かせるため、‘Alba’ は「白花タイプ」を意味すると考えられます。
原種カプトメデューサエについて
カプトメデューサエはメキシコから中米にかけて分布する着生性ティランジアです。乾燥した森林や疎林に生育し、樹木や岩に着生します。
特徴は、
- 膨らんだ球茎
- 太く湾曲する葉
- 強い銀葉性トリコーム
- 赤い花序
- 紫色の花
です。

特に成熟株では、細葉が放射状に密生し、白銀色の球体のような姿になります。
一般的なイオナンタの「星型ロゼット」とはかなり印象が異なり独特な魅力があります。
‘Alba’ の特徴

通常個体との最大の違いは花色です。
葉や株姿は通常のカプトメデューサエとほぼ同じで、開花時になって初めて違いが分かることが多いです。
開花の魅力
一般的なカプトメデューサエは
- 赤い花序
- 紫色の花
という強いコントラストが魅力です。
一方’Alba’は
- 赤みを帯びるライムグリーンの花序
- 純白の花
となり、非常に上品な印象です。
海外市場での扱い
海外の専門ナーサリーでは、
- “caput-medusae alba”
- “white flower form”
- “white-flowered caput-medusae”
として時折販売されています。
国内での流通
日本では、
- イベント
- ブロメリア専門店
- ティランジア専門ナーサリー
で散発的に流通します。
一般の園芸店やホームセンターで見かけることはまずありません。
コレクター視点での魅力
‘Alba’ の価値は、
- 株姿が変わるわけではない
- 普段は通常種と見分けにくい
という点から、希少性だけで極端な高値になるタイプではありません。
しかし開花時には
- 赤い花序
- 白い花
という美しいコントラストが楽しめるため、
「カプトメデューサエが好きなら押さえておきたい変異フォーム」です。

生育のポイント

通常種と同じく健強
相場
価格は15,000円〜
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
流通量が少ない品種なのでお値段は高めですが、白花カプトという異質な姿を見てみたいの方はぜひ探してみてくださいね。
それではこの辺で。

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