↪︎ 最終更新 2026年 5月 17日
こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
ブラジル北部のPará(パラー)州に由来する名を持つ Tillandsia paraensis。アマゾン流域の湿潤な熱帯雨林に自生するこのティランジアは、優雅な壺型の草姿が魅力です。高湿度と豊富な水分を好む“ジャングル系エアプランツ”として知られています。この記事では、原産地や名前の由来、特徴、そして自生環境をヒントにした育て方のポイントまで詳しく解説します。

名前:ティランジア・パラエンシス
英名:Tillandsia paraensis
科・属:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属
ティランジア・パラエンシスとは?

原産地
ボリビア、ブラジル北部、ブラジル北東部、ブラジル中西部、コロンビア、エクアドル、フランス領ギアナ、ガイアナ、ペルー、スリナム、ベネズエラ
本種の自生地は南米の広い範囲に及びます。
Kewでは Tillandsia juruana を本種のシノニムとして扱っています。
生息環境
- アマゾン流域の熱帯雨林
- 年間を通して高温多湿
- 樹木の高所に着生
Kewでは「wet tropical biome(湿潤な熱帯生物群系)」に生育すると記載されています。
主な特徴

草姿
- 細長くやや柔らかい葉
- 緑色〜灰緑色
- 葉は弓なりに広がり、優雅な姿
- トリコームは少なめでベルベット感は弱い
Tyのようなコンパクトな風貌が壺型好きには刺さりますね。
採取地によって微妙に姿が異なり、葉のまだら模様もパラエンシスの一部の個体特有のものかと思われます。
花序
- ピンク色の花茎を立ち上げる
- ピンク系の三弁花
フレクスオーサのような可愛らしい花を咲かせます。
性質
- クランプ形成しやすい
- 湿度を好む
- 成長は比較的ゆっくり
名前の由来
「paraensis」は「Pará州の」という意味のラテン語化された形容詞で、「パラー州産の」という意味になります。

生育のポイント
「乾かしすぎない」が最大のポイント
銀葉の乾燥型種と同じ扱いをすると、成長が止まったり葉先が枯れ込みやすくなります。
湿度と風のバランス
- 高湿度
- 十分な送風
- 適度な水分
この3つが揃うと非常に美しく育ちます。
吊るして管理
大型になりやすく、葉を自然に垂らせる吊り下げ栽培と相性が良いです。

水やり
春〜秋:2〜3日に1回の十分な潅水
冬:室温に応じて週1〜2回
▼育て方の教科書・図鑑はこちら
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▼その他のおすすめ書籍はこちらの記事で紹介
相場
価格は8,000円〜
※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。
美しい壺型原種がお好みの方には特におすすめのティランジアなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
それではこの辺で。

参考資料
▼いろんな飾り方まとめました
▼エアプランツの基本的な育て方はこちら
▼分からない言葉はありませんでしたか?
ティランジアの専門用語、全部まとめました。

