エアープランツ/チランジアが枯れる原因TOP5!【蒸れ・根腐れ・水切れ】

キセログラフィカ

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

最初は誰もが育て方をわからず枯らしてしまうエアプランツ(エアープランツ)。

この記事では初心者の方がやりがちなエアプランツの育成NGをランキング形式でご紹介していきます。

対処法も載せていますので、お心当たりのある方は実践してみてくださいね。

それではいきます、エアプランツが枯れる原因TOP5はこれ!

1位:水やりすぎ・風/光不足(蒸れ・根腐れ)

チランジア・ブラキカウロス

圧倒的に多いのがこれ。空気の循環がなく薄暗い環境で水をやりすぎると株内の水分の循環がうまく行かず蒸れて内部から腐って枯れてしまいます。俗にいうすっぽ抜けるという状態がこれ。

成長点がすっぽ抜けたエアプランツ

厳密に言うと蒸れの原因は水のやり過ぎではなく、日照不足による活性の低下と、風通しの悪さです。逆に言うとこの2点をクリアできればほとんどの品種で毎日水やりしても問題ありません。

暗い環境だと株の活性が落ち水を葉から水分を蒸散する量が減ります。また、風がないと葉の表面に空気の層が出来てしまい、植物が呼吸できない状態になり内部から枯れてしまうのです。

間違っても窓のない真っ暗なトイレや、空気の動かない密閉容器に飾るような事はしないでくださいね。

愛ゆえに水を毎日あげてしまうと言う人は、育成ライトとサーキュレーターを買いましょう。

ちなみに私は、室内管理株も毎日水やりしています。

▼水やりの回数に悩まれている方はこちら

https://air-plants-air.com/wateringーtimes
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2位:水やらなさすぎ(水切れ)

エアプランツの水切れ

『エアプランツは水やりがいらない』は真っ赤な嘘です。

【空気中の水分を集めて〜】などと言うセールス文句を耳にすることがありますが、これは朝露が降りるような環境の自生地での話です。

殆どの品種はお水が大好き。週2回〜は水やりをしてあげてください。

よくある間違いとして、霧吹きでちょっと濡らすだけの水やりをする方がいます。これではすぐに乾いてしまい、株が水分を吸収できませんので意味がありません。水やりの際は葉の裏表にたっぷり滴るくらい与えるか、水にドボンと漬けてあげましょう。

▼水やりについて詳しくはこちら

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3位:日に当てすぎ(葉焼け)

葉焼けしたエアプランツ

『植物は出来るだけ日光を当てた方がいいだろう』と思っている方、それは間違いです。

エアプランツにとって気温が30度を超える真夏の直射日光はNG。適度に遮光してあげましょう。

キセログラフィカの花芽と遮光

東向きのベランダなら、昼前までしか直射は当たらないので、6月上旬くらいまでは遮光なしで育てられます。

一日中直射が当たるような環境だと、5月でも葉焼けしちゃうので注意。

葉焼けは葉の表面温度が上がりすぎることによる火傷なので、風の少ない室内では特に気をつける必要があります。室内管理の場合夏場は風通しに気をつけてレースカーテン越しの柔らかい光を当ててあげましょう。

強光によるストレスで葉が赤くなる場合もありますが、赤くなるだけならさほど問題はありません。色素が抜けて黄色くなりだしたら、文字通り黄色信号です。

ストレスによる葉の痛み

▼葉焼け対策について詳しくはこちら

▼夏越しについて詳しくはこちら

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4位:寒すぎ

スパニッシュモスハンガーの作り方

せっかくいい感じに育ってきてたのに、冬越しできずに枯らしてしまう…そんな悲劇が起こってるんです。

エアプランツは中南米が原産。自生地は年間を通して10〜27℃程度の穏やかな気候なのに対して、日本の冬は寒過ぎます。

気温が10℃を下回る冬場は室内に取り込んであげましょう。

エアプランツを取り込むタイミング

▼冬越しについて詳しくはこちら

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5位:乾燥させすぎ

室外機の風に晒されるエアプランツ

水やりをちゃんとしていても、極度に乾燥するとエアプランツはなかなか元気に育ちません。

夏の外管理時は、エアコンの室外機の風が直接当たるところに置くのは乾燥し過ぎるので絶対NGです。

冬場の室内管理時は暖房の風が直接当たるところに置くのも同じ理由から良くありません。

またサーキュレーターを使用する際も直接当て続けるのではなく、首振り機能を使いお部屋の空気を面で動かすイメージで風を循環させてあげましょう。

風好きなエアプランツですが、風が当たれば何でも良いと言う訳ではないんです。(自然風ならいくら当たっでOK)

また、基本的にエアプランツは極度の乾燥を嫌うので、冬場は加湿器でお部屋の湿度を50%以上に保つようにすると調子がいいですよ。

番外編1:虫付きすぎ

ティランジアの害虫ハダニ

エアプランツは「害虫が付かない植物」なんてことをと言って時折耳にしますが、そんな事はありません。

エアプランツに付くカイガラムシやハダニなどの害虫を放置すると、だんだん元気がなくなり子株の量が減ってしまったり、花がうまく咲かず蕾のまま枯れてしまったり最悪の場合枯れてしまう事も…。

エアプランツに付く害虫は薬剤で簡単に落とすことが出来るので、見かけたら大量発生する前に対処しましょう。

エアプランツを薬剤につけたまま1時間放置

▼害虫の駆除方法はこちら

番外編2:ソーキングしすぎ

ウスネオイデスのソーキング

ソーキングしていた事を忘れて一日中放置してしまった…というのは誰にでも起こりうる事故です。呼吸ができなくなり最悪枯れてしまう事もありますので注意しましょう。

ソーキングを行うと場合は、長くとも6時間程度にしましょう。12時間以上は品種や株の状態によってはリスクがあります。

個人的には、健康な株なら1時間程度でも十分かなと思います。

▼ソーキングの正しいやり方はこちら

まとめ

  • エアプランツが枯れる原因TOP5
  • エアプランツが枯れる原因まとめ
  • エアプランツ水やりすぎ 蒸れ
  • エアプランツ水やらな過ぎ/水切れ
  • エアプランツ直射日光に当て過ぎ
  • エアプランツ冬冷やし過ぎ
  • エアプランツ乾燥させ過ぎ

それではこの辺で。

▼育成カレンダーご活用ください

エアープランツの年間育成カレンダー

これらに気をつけることが出来れば、エアプランツは大概のことでは枯れません。

エアプランツの基本的な育て方はこちらの記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

そもそも「なぜ枯れてしまったかわからないよ」という方はこちらの記事もチェック!

▼育て方の教科書・図鑑はこちら

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