こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
簡単そうで意外と難しいチランジア・ウスネオイデス(スパニッシュモス)の育成。
元気がない・色が薄くなってきた…こんな異変に気付いてもそのまま放置していると、手遅れになってしまいます。
この記事では弱ったウスネオイデスを復活させる方法をご紹介します。
<まずはウスネオイデスの健康診断>
原因がわからないと対策が逆効果になりかねませんので、まずはお手持ちのウスネオイデスの状態を確認しましょう。
水不足が原因の場合こうなる!
- 全体的に茶色っぽくなる
- 異様に軽くなる
- カサカサした手触りになる
このような症状がある場合、水不足が原因の可能性が高いです。
水やりが不十分だった場合、株全体からだんだん緑が抜け茶色くなっていきます。そして完全に枯れてしまった部分はもう回復しません。
買ったばかりの株を思い出してみてください。ずっしりと重さがあり、しっとりとした手触りではありませんでしたか?思い出せない方はお店に売っている健康なウスネオイデスを触ってみましょう。
蒸れが原因の場合こうなる!
- 部分的に茶色くなる
- カビが生える
こんな症状がある時は、“蒸れ”の可能性が高いでしょう。
この場合、水気の残りやすい内側から枯れ始めることが多いです。
<ウスネオイデスの復活方法>
枯れ込みの原因が分かったら、以下の対処方法を試してみましょう。
【水不足】は「ソーキング」で復活
うっすらと茶色くなっている程度であれば、応急処置として水を張った容器に株をつけっぱなしにする「ソーキング」という方法で復活させられる可能性があります。
植物は呼吸をしているのでソーキングは3-4時間を目安にしましょう。
※水切れのダメージが激しい場合はソーキングがトドメになる事もあります。1時間程度にしておくか、ディッピング→乾燥→ディッピングと繰り返す事で徐々に水を吸収させてあげるようにしましょう。
普段の水やりからたっぷりと
ソーキングで復活できたら、普段の水やり方法や回数の見直しを。
ウスネオイデスは、葉が細いため水分を体に溜め込むことが出来ません。そのため、ちょっと霧吹きで濡らしたくらいではすぐにで蒸発してしまい殆ど意味がないんです。
霧吹きでミスティングするときは、水が滴るくらいたっぷりと与えるようにしましょう。
しっかり風がある環境なら毎日水やりしても構いません。
水やりを十分に行えない場合、定期的にソーキングやディッピングを取り入れるのも手です。
【蒸れ】は「風」で復活
十分に水やりしているのに調子が悪いのであれば、ほぼ蒸れが原因です。ウスネオイデスは濡れた状態が長く続くような管理をしているとすぐに弱ってしまいます。
外で管理すると群れのリスクはほとんどなくなります。
そんな時は窓辺や軒先など風通しの良い場所に吊るすようにしてください。
室内などでどうしても風通しが確保できない場合はサーキュレーターや扇風機などで風を送るようにしましょう。
また、壁にベタつけして吊るすのも風通しの観点からオススメ出来ません。壁から少し離して吊るしてあげましょう。
結び目の蒸れ対策も忘れずに
ワイヤーや紐で株を束ねて吊るす場合、結び目の部分がどうしても密集してしまい、風通しが悪くなってそこから蒸れてしまいます。そんな時は
- 結び目を定期的にずらす
- ウスネオイデス用ハンガーを使う
といった対策を取りましょう。
専用ハンガーのオススメはこちら。
これは【エアープランツ天狗堂】さんの真鍮製の「ウスネオイデス専用ハンガー」。
お手軽に蒸れ対策ができ、またインテリア性も高いアイテムです。
▼ハンガーについて詳しくはこちら
茶色く枯れた部分は切り取ろう
濡らしても色が戻らない部分は残念ながら完全に枯れているので、ハサミなどで切り取ってしまって下さい。枯れた部分を残しているとカビが生えたりムレの原因になりますので、定期的にお手入れしてあげましょう。
今回挙げた原因以外にも暗すぎる部屋で管理していると株は弱ってしまいますし、真夏の直射もNGです。この辺りに心当たりがある場合はこちらの記事もチェックしてみて下さいね。
助からなかった…と言う方は育てやすい太葉で再挑戦してみてくださいね。
▲ ウスネオイデスが欲しい方はこちら
最後にこの記事のまとめ
- 枯れそうになったらまずは株の状態をチェック
- 水不足ならソーキングで対応
- 普段の水やりを増やす
- 蒸れている場合は風通しの良い所に
- 締め切った室内ならサーキュレーターを使う
- 壁に付かないように吊り下げる
- 紐で束ねる際は結び目の蒸れに気をつける
- 結び目が茶色くなる場合は専用ハンガーを使ってみる
- 枯れた部分はこまめに切り取る
皆様のウスネオイデスが、無事復活することを祈っております。
それでは今回はこの辺で。
▼ちぎれたウスネオイデスの管理方法はこちら
▼こんなハンガーもおすすめです
▼いろんなチランジアの飾り方紹介してます
<エアプランツの育成年間カレンダー作ってみました>
▼育て方の教科書・図鑑はこちら
ティランジア栽培のバイブルです。まだ持ってない方は、まずはこちらを入手する事をお勧めします。
▼分からない言葉はありませんでしたか?
ティランジアの専門用語、全部まとめました。
コメント