こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。
エアプランツ/エアープランツを購入したら、根っこがたくさん生えてる事ありますよね。皆さんは、あれどうしてますか?
エアプランツの根っこの役割
エアプランツ(チランジア)は、他の植物とは違い木や岩肌に着生するために根を生やします。
地面に根を下ろさないエアプランツはそのままだと風などで簡単に飛ばされてしまいます。
だから、居心地が良い場所を見つけたら根を出してその場所に止まろうとするんです。
また、根が黄緑のうちには、水や養分を吸収する役割もわずかながら持っていると言われています。
茶色くなった根っこは切ってOK
茶色く枯れてしまった根は切ってしまって構いません。
枯れた根は何かに着生する事はなく、既にその役割を終えています。
綺麗さっぱり切り取ってしまえば見た目も良いですね。もちろんそのままにしていても問題はありません。
根が出てきたら着生させる
では、新しく生きた根が生えてきた場合はどうでしょうか?
先端が黄緑色をしている間は根が生きている証拠。生きた根は着生できるものを探して伸びて行きます。流木などに株を固定して、着生を狙ってみましょう。
発根するという事は株の調子が良いというサインなんです。着生させる事でさらに生育が良くなる場合がありますよ。
ガルドネリーなど一部の品種では着生させないとなかなか上手く生育しないケースもあります。
▼流木着生の方法はこちら
品種によって発根のしやすさは違う
例えばティランジア亜属のイオナンタや、ストレプトフィラなどの壺型種はとても発根しやすいです。
逆にストラミネアやパレアセア、小型のディアフォランテマ亜属の品種などは、生育環境が良くてもなかなか発根してくれません。
また、自ら木にに巻き付くドゥラティや、木にぶら下がっているウスネオイデスもほとんど発根しない品種です。
古い根は仕立てに利用できる
枯れてしまった古い根はワイヤーを用いて流木に仕立てる際ひっかかりにしたり、コルクに仕立てる際にホチキス止めをするのに使ったりと、利用価値があります。
もちろん仕立ての際に邪魔になる場合は、カットしてしまっても構いません。
着生で草姿をコントロールできる
直置きだと、葉が垂れなかったり形が崩れたりする品種もあります。流木などへ仕立てたり、ワイヤーで吊るしたりする事で本来の草姿を保つ事ができます。
また着生のさせ方次第では株を屈曲させる事もできますよ。
▼屈曲のさせ方はこちら
着生でかっこよく仕上げる
ティランジアの着生は、額縁的な役割が大きいのかなと思います。美しく仕立てたティランジアは、驚くほど魅力が増しますよね。
枯れた根をそのままにして楽しむのもありです。根を切るかどうかは完全に好みですね。
子株に絡みついた根は切り取る
生きた根でも子株の生育を妨げる場合は切り取ってあげたほうが良いです。
特にグラスと呼ばれる小さな子株をたくさん吹く品種は、子株の成長が遅く根に埋もれてしまう事があるので注意が必要です。
最後に
古い根は切り取ってしまってOKですが、新しく発根した根っこは何かに着生させてあげるといい事がたくさんありますよ。
ただ、ほとんどのティランジアは着生させなくても元気に育ってくれますので、自分に合った飾り方で楽しんでくださいね。
それでは今回はこの辺で。
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