珠玉のストレプトフィラ【レッドロビン】日本初上陸!Tillandsia ‘Red Robin’

ティランジアレッドロビン

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

2022年7月に日本に初上陸した、ストレプトフィラの新品種【レッドロビン】を入手したのでご紹介したいと思います。

名前:ティンジア・レッドロビン
英名:Tillandsia ‘Red Robin’
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
名:ティランジア亜属

BCR登録:あり(17221

‘Red Robin’ レッドロビン

tillandsia-red-robin

写真は濡れてさらに色付いたTillandsia ‘Red Robin’ (ティランジア・レッドロビン)。

(T. streptophylla ‘Red’ Belize [ex Bob Spivey]x T. streptophylla ‘Red’ [ex Steve Correale] )

ティランジア・レッドロビンは、赤いストレプトフィラ同士を交配して生み出された真っ赤なストレプトフィラです。その鑑賞価値の高さから世界中のコレクターの注目を集めています。

強光下で管理すると更に赤みが増します。育てる環境によっては普通の緑色に戻ってしまいますので、上手に染められるかどうかはあなた次第です。

同種は2022年5月に国際ブロメリア協会に品種登録されたばかりの最新品種となり、現在米国のTropifrola(トロピフローラ)からのみリリースされています。

通常ストレプトフィラとの比較

通常のストレプトフィラとレッドロビンの比較

左がレッドロビン、右が通常のストレプトフィラです。その差は一目瞭然!とにかく赤いです。

水に濡らすと更に赤みが増します。息を呑むほどの美しさですよね…。

参考までにレッドロビンを生産している【トロピフローラ】のインスタ写真も。

作出について

コレクター/育種家として有名な、スティーブ・コレイレ(Steve Correire)氏と、ボブ・スパイベイ(Bob Spivey)氏のコレクション株の【ストレプトフィラ レッド(streptophylla ‘Red’ )】同士を交配させたのがこの【レッドロビン(Red Robin)】となります。

(交配元のストレプトフィラレッド自体は正式に品種登録されている訳ではなく、赤みのあるストレプトフィラを交配させながら色を強めた個体です。)

名前の由来についての考察

レッドロビン(Red Robin)

  • レッド:赤い
  • ロビン:コマドリ
ロビン

頭〜胸にかけての鮮やかなオレンジ色が特徴。ロビンの可愛らしい丸みと、鮮やかな褐色になぞらえた名前だと思われます。

ロビンについて


ヨーロッパに広く分布し、一部はやや南方に渡り越冬する。日本特産の[コマドリ]と同属で姿も似ているため、日本ではヨーロッパコマドリとも呼ばれている。全長は約14cmと小型で、まさにストレプトフィラと同じサイズ感。上面はオリーブ色、顔と胸はオレンジ色や赤色で腹は白い。大きな黒目の愛らしい容姿と、美しいさえずりはイギリス人には特に愛され、国鳥となっている。

※2023/1/10 追記:『ロビン』はトロピフローラの元オーナーであるデニスさんの娘さんの名前からとっているとのことでした。もしかしたら鳥のロビンとダブルミーミングになっているのかもしれませんね。

9ヶ月目の生育状況

  • チランジア・レッドロビン
  • チランジアレッドロビン
  • Tillandsia 'Red Robin'
  • Tillandsia Red Robin'

2022年7月に入手してからなかなか動きがありませんでしたが、2023年3月頃から大きく成長し、10cm→20cm程度にまで成長しました。

生育ライトをガンガン当てていますが、光の届かない下葉は緑色になってきています。

21ヶ月目の生育状況

いよいよ花序が上がってきました。濡らしたら色づきが確認できます。

24ヶ月目の生育状況 <開花>

手の平サイズでお迎えして2年。ついに開花を見られました。花序も真っ赤で本当に美しいですね。

日本の室内環境で赤みをキープするのは難しいのですが、LEDを使えばかなり仕上がります。

▼強く色付ける方法はこちら

購入場所

ふたむらプランツ看板

お気に入りshopの【ふたむらプランツ】さんから購入させていただきました。

まさかのご近所さんだったので、ご自宅にお邪魔させていただき3株のレッドロビンの中から選ばせていただきました。

tillandsia-redrobin

こちらの株は米国のナーセリーTropifrola(トロピフローラ)からの初回リリースで2022年7月に日本に到着したものです。『初回リリースを抑えられた人は少ないはずなので、恐らく日本でも10人程度しか所持していないのでは?』との事。今のところ希少種扱いになりそうですね。

価格は30,000〜50,000円

ティランジアレッドロビン

2022年夏に生産元のトロピフローラがハリケーン被害を受け、それ以来なかなか国内に入ってきていなかったのも価格高騰の理由でしょう。2023年に入りようやくごく少量出回り始めた印象です。

参考までに購入時のデータをご紹介。

  • 購入時のサイズ:幅7cm・高さ10cm
  • 購入時の価格:※丸秘プレリリース価格【ネット販売価格は42800円予定との事】
  • 購入場所: ふたむらプランツ
  • 購入時期:2022年7月

※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。

2024年現在、個人販売なら子株で2〜3万円程度まで価格は落ち着いてきています。専門店だと4〜5万程はします。

【ふたむらプランツ】さんはどの株もかなりお手頃価格で販売されているので、特にレア株を探している方にはおすすめです。

詳しくはこちら▼

それでは今回はこの辺で。

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