黒い宝石【ティランジア・ドゥランゲンシス】Tillandsia durangensis

ティランジアドゥランゲンシスのアイキャッチ画像

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

今回紹介するのは、赤黒系ティランジアの中では人気が高く希少な【ドゥランゲンシス(デュランゲンシス)】です。

種名:ティンジア・ドゥランゲンシス
英名:Tillandsia durangensis
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
名:ティランジア亜属

原産地:メキシコ、ドゥランゴ州

チランジアドゥランゲンシス

この種はメキシコ北部のドゥランゴ州の標高2200mの高山地帯に自生しているチランジアです。標本個体がドゥランゴ州で採取されたことからその名が付きました。

【ドゥランゲンシスの特徴

ドゥランゲンシスの赤黒い葉

特徴はなんと言ってもそのカラー。常時、株全体が鈍い赤色をしています。

ちなみにドゥランゲンシスはレッドリーフとグリーンリーフが存在し、この記事はレッドリーフの解説となります。

葉の赤さはティランジアの中でもトップクラス。銀光りするトリコームと相まって非常に美しい姿を楽しめます。まさに黒い宝石ですね。

葉は硬質なので折ってしまわないよう注意が必要です。

最大でも20cm程度と大きくならず、場所を取らないのも個人的には嬉しいポイントです。

実は緑色タイプのドゥランゲンシスも存在しています。今流通しているのは殆どがこちらの赤色タイプだそうです。

開花前から子株を吹くことがありますが、成長は非常に遅く、親株・根元のグラス(小さな子株)ともに半年で1cm程度しか動いていません。

ドゥランゲンシスの子株

ティランジア・ドゥランゲンシスの子株

こちらの株は根元に子株が4〜5ほど付いています。子株が小さいうちは緑色をしていますが、徐々に赤く色付いていきます。

【ドゥランゲンシスの育て方

ティランジア・ドゥランゲンシス

高山性のティランジアですが、健強で育てやすく、寒暖差や強い光に当たると、より濃く色付きます。

▼より強く色付ける方法はこちら

一般的なティランジアと同じ育て方で問題ありませんが、水を溜めやすい壺型なので風通しには特に注意が必要です。

水を十分にやっていても、葉が内巻きになるので水切れの判断がしずらい品種です。

エアープランツの年間育成カレンダー

▼より詳しい育て方はこちら

【ドゥランゲンシスの相場

子株が付いたチランジアドゥランゲンシス

価格は10,000〜20,000円

※流通量や株の状態・サイズなどで価格は大きく変動します。

ドゥランゲンシスは比較的流通が少なく、手に入れにくい品種です。

そのため市場価格もやや高めで、園芸店だと2万円前後、オークションでも1万円程度はします。

赤黒系ティランジアが好きだけど、ノバキーほど大きくなると困る…アエラントス・ニグラだと小さくて迫力が…という方にピッタリな中型種です。

ぜひあなたの赤チラコレクションに入れてみてはいかがでしょうか?

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