ティランジア無菌播種【順化のタイミングとやり方】

ティランジアの順化の方法アイキャッチ画像

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

ティランジア(チランジア)の無菌播種を行う上で避けては通れないのが【順化(じゅんか)】です。でもそもそもビンから株を出して順化させるタイミングや、やり方って調べてもなかなか出てきませんよね…

ということで、この記事ではティランジアの順化について深堀していきたいと思います。

ティランジアの順化とは

順化とは無菌播種の実生苗を湿潤環境の密閉空間から、乾燥した外気に慣らしてあげる事を言います。

これを行わず、いきなり通常の株と同じ環境にしてしまうと、乾燥耐性の全くない実生苗はすぐに枯れてしまいます。

ティランジア順化のタイミング

タイミングは、実は人によって様々です。正解はありませんので色々と試してみてください。ちなみに私は1年程度で順化させる事が多いです。

・実生から6ヶ月

あまりに早いと無菌播種で生育を加速させた意味がないので、最低でも4ヶ月〜半年は培地で育ててあげましょう。

管理環境(気温や照度)や品種などにもよりますが、半年以降成長が著しく鈍化する場合は早めに順化させるのがおすすめです。

・実生から1〜2年

コンタミしなければ、株がある程度大きくなるまで培地で育ててもいいでしょう。

容器の大きさギリギリまで無菌播種で生育させる方もいます。

・コンタミしてしまったタイミング

容器内でカビが発生した場合は、無菌播種は強制的に終了となるのでそのタイミングで順化させましょう。

実生から3ヶ月以内であれば、再度次亜塩素酸ナトリウムでの消毒/培地の作り直しを行い再度培地での無菌管理するのがいいかと思います。※再びコンタミする可能性もあります

私は4ヶ月目以降にコンタミした場合は、苗が1cm程度まで成長していればそのまま、順化させています。

真冬と真夏を避ける

ティランジアの生育期である3〜7月・9〜11月あたりで順化させてあげるのが安全です。エアコンでの温度管理がしっかりと出来ていれば季節を問わず順化させて構いません。

ティランジア順化の方法

ティランジアの順化は、超高湿度状態で10日+高湿度環境で半年ほどかけて行います。

今回は4ヶ月でコンタミしてしまった「カーリースリム×ストレプトフィラ」を順化させていきます。

手順は以下の通りです。

培地から苗を取り出す

容器を開封し、実生苗を取り出します。

苗に付着した培地を洗い流す

苗に着いている培地を軽く洗い流します。

※コンタミ後に順化させる場合

コンタミして順化させる場合は、苗にカビ菌が付着していますのでしっかりと洗い流し、種に付いている綿毛もできる限り取り除くようにしましょう。

さらにカビの発生を防ぐために次亜塩素酸ナトリウム水溶液で苗の殺菌消毒を行います。

▼次亜塩素酸ナトリウムの作り方はこちらの記事で確認

茶色くなったり半透明になってしまった株は残念ながら助かりませんので、ここで取り除きます。

順化用の容器を準備する

適当な容器に、鉢底ネットなどで台を作ります。

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順化用の容器に苗を入れる

台に苗を置いていきます。この時苗に光が当たるように、ある程度上向きにしてあげましょう。

小さな苗は脆いので取り扱い注意です。

容器に水を入れて蓋をする

湿度を保つため容器に水を入れ蓋をしていきます。

この時、溜める水を次亜塩素酸ナトリウム水溶液にする事で後々カビを生えにくくする事ができます。

この容器専用の蓋がありましたが、そちらは使わず光を通すサランラップを使用しています。この時1cm程度隙間を開けておきます。

苗が乾いた状態が続かないように、毎日ミスティングを行います。

水が減ったら都度次亜塩素酸ナトリウム水溶液を追加していきます。

容器の蓋を徐々に開けていく

毎日苗を観察しながら1日おきに蓋の隙間を広げていき、外気に慣らしていきます。

そして7〜10日で蓋を全て外しましょう

途中で乾燥によるダメージなどが見受けられる場合は蓋の開け具合を調整してください。とにかく毎日、朝晩2回は苗の様子を観察するのが大切です。

チランジア順化中の管理

高湿度環境で半年程度生育する

蓋を外した後しばらくは下に溜めた水が切れないようにし、常に湿度の高い状態を保ちます。ミスティングもまめにしましょう。

風が直接当たると乾燥しすぎるので、エアコンやサーキュレーターなどが直接当たらないように注意しましょう。

環境によって調節しよう

栽培環境(湿度・温度・風・光)によって最適な方法があるのでこれが正解ではなく様子を見ながら調整する必要があります。

乾燥しやすい場合は、鉢底ネットの上にキッチンペーパーなどを敷くと湿度を保てます。(その場合溜める水は次亜塩素酸溶液ではなく普通の水にしましょう。)

また、湿潤環境では、光が足りないとすぐに蒸れて枯れてしまうので、LEDライトは必須です。

コルクなどの上に置いて着生させればより安定して生育できるのでおすすめですよ。

また、肥料を与える場合は規定よりもさらに薄めて2万倍以上希釈しましょう。

苗がある程度大きくなったら通常の管理に徐々に近づけていき、順化は完了です。

終わりに

この記事の内容はあくまで私の生育環境における経験に基づくものとなります。

環境が変わると、順化の期間や水やりなどの条件も変わってきますので、あくまで目安にしながらそれぞれ最適なやりを探してみてください。

また何かいい方法をご存知の方や、みなさまが実践している順化方法など是非コメントで教えてくださいね。

▼種の作り方はこちら

▼交配の相性はこちら

▼育て方についてはこちら

▼分からない言葉はありませんでしたか?

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