【水やり/置き場所は?】 チランジア・ブラキカウロスの育て方・飾り方【枯れる原因も解説】【エアプランツ】

チランジア・ブラキカウロスの育て方

こんにちは、チラグラファー・愛好家の【wanchan(わんちゃん)】です。

ブラキカウロスは園芸店やホームセンターで比較的安価で手に入る、普及種のティランジア(エアプランツ/エアープランツ)です。育てやすく、上手に育てれば大きく成長するので初心者にもおすすめの品種になります。

種名:ティランジア・ブラキカウロス
英名:Tillandsia brachycaulos
科・属名:ブロメリア科・ティランジア属
亜属:ティランジア亜属

チランジア・ブラキカウロスの特徴

ブラキカウロスはライトグリーンの葉がロゼット状に展開する美しい草姿が魅力で、うまく育てれば40cm以上にもなる中〜大型種です。写真のように株の中心があまり伸長せず平らに広がりながら成長するのが基本種になります。

中南米の広い範囲に分布するティランジアで、基本種以外にも複数の系統に分かれており、全てを見分けるのは至難の業です。

ブラキカウロスは水好きの緑葉種チランジア

ティランジアは乾燥地帯適に応するために、強い日差しから身を守り、効率的に水分を吸収する「トリコーム」と呼ばれる白い毛のような鱗片を持ちます。このトリコームを多く持つ「銀葉種」と、湿度の高い森林に生息し、トリコームをあまり持たない「緑葉種」に分けられます。

ブラキカウロスはトリコームをほとんど持たない【緑葉種】の代表的なティランジアで、水好きで強い光が苦手という特徴があります。

開花時は赤くに紅葉

ブラキカウロスは開花時期になると、株全体が美しく紅葉します。

基本種は花序を伸ばさずにそのまま花が付きます。

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ブラキカウロスの育て方

置き場所

室内で管理する場合は、カーテン越しの柔らかい光が入る窓辺にしましょう。強い光に弱く、5月以降の直射日光は葉焼けする危険があるので外で管理する場合は遮光ネットが必要です。

※写真はハリシーです

特に室内から外に出す場合は、葉が強い光に慣れていないので徐々に慣らしてあげる必要があります。

▼使用している遮光ネットはこちら

水やり

緑葉種のブラキカウロスは水が大好きな品種です。4〜10月の生育期は週3回以上、真冬の休眠期は週1〜2回以上霧吹きなどでたっぷりと水やりを行いましょう。風通しと温度が確保できる明るい環境なら毎日水やりしても問題ありません。

外管理の場合はバケツの水に潜らせる【ディッピング】や、ホースやジョウロでじゃばじゃばとたっぷり水やりするのがおすすめです。

暖かい季節は気孔の開く夕方以降に水やりするのが効果的と言われています。ただし冬場は株を冷やす恐れがあるため、昼間に水やりしましょう。

また、濡れたまま放っておくとすぐに蒸れて枯れてしまいます。室内で育てる場合は常に風が当たるように窓を開けておくか、サーキュレーターなどを使用しましょう。

エアプランツに風を当てる

肥料

基本的に肥料は必要ありませんが、より大きく育てたい、豪華な開花を見たいという方は以下の液肥と活力剤を週1回程度与えるといいでしょう。(肥料や活力剤はいつもの水やりでしっかり洗い流してリセットするようにしてください。)

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また暖かい季節は雨に当てるのも効果的です。

またブラキカウロスは巨大化が狙える品種になります。

▼ 詳しくはこちら

大まかな管理方法を画像にまとめてみました。

エアープランツの年間育成カレンダー

▼育て方の教科書・図鑑はこちら

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ティランジア栽培のバイブルです。まだ持ってない方は、まずはこちらを入手する事をお勧めします。

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ブラキカウロスが枯れる原因

ブラキカウロスをはじめとするティランジアが枯れる原因のほとんどは以下の2つです。

水切れによる枯れ

『エアプランツは空気中の水分を吸収するから、水やりしなくていい』なんて事はありません。これは朝露が下りる原生地での話なんです。

葉がカラカラになって異様に軽くなり葉がUの時に閉じてきたり、葉先から茶色く枯れたりしてきたら水切れを疑いましょう。

風通しの悪さによる蒸れ(根腐れ)

『水やりをまめにしているのに枯れてしまう』という方は、風通しの悪さが原因かもしれません。

先述したようにティランジアは、風通しが非常に大切。根本から黒く枯れてしまったら基部の蒸れ・腐れが原因です。水やり後3時間程度で乾くよう管理の見直しを行いましょう。

水が溜まったブラキカウロスの株元

生育期は株元に水が溜まっていた方が成長が早いのですが、屋内管理で風通しがイマイチな場合は水を切ってあげた方が無難です。

▼そのほかの原因についてはこちらで解説

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ブラキカウロスのおしゃれな飾り方

流木や器に乗せる

横に広がる形状のブラキカウロスは、流木などの上に置くだけでおしゃれに飾れます。

鉢に植え付ける

水苔で鉢に植えたチランジア

※写真はディムズアウトバーストです

ブラキカウロスは湿度を好む品種なので風通しと明るさが確保できる環境であれば、水苔と一緒に鉢に植え付けるのも◎です。

▼植え付けのやり方はこちら

吊るす

※写真はハリシーです

コットンロープでハンギングを作って吊るして飾るのもおしゃれですよ。

▼写真のハンギングの作り方はこちら

ソフトクリームスタンドに立てる

※写真はブラキカウロス・タイフーンです

わんちゃんイチオシの飾り方がこれ。縦に伸びるタイプのブラキカウロスの場合は、ソフトクリームスタンドに飾る事もでちゃいます。

▼ブラキカウロス・タイフーン

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ブラキカウロスの増やし方

ブラキカウロス“子株”から増やす

※写真はハリシーです

チランジアは基本的に子株を株分けして増やすのが一般的です。

ブラキカウロスは開花前後で3〜4株の子株を付けます。この子株は、親株の半分くらいになったら株分けOK(小さすぎると枯れる恐れがあるので注意)。

また、親株につけたままにしておけば、親から栄養をもらい非常に早いスピードで成長します。

エアプランツの株分けのやり方のアイキャッチ

※画像はカーリースリムです

▼株分けの詳しいやり方はこちら

また、外さずにそのままクランプ(群生)にする楽しみ方もあります。

種から増やす

ティランジアのシードポット

受粉させて種を作る方法もありますが、チランジアはほとんどの種で自家受粉(自分のおしべとめしべでの受粉)しにくい性質がある上、実生(みしょう)させて成熟するまでに5年はかかるのでお勧めしません。

それでも実生や交配をやりたい!という方はこちらで解説しています。

最後に

ブラキカウロスは入門種としてもおすすめのティランジアです。

成長スピードが早く変化を楽しめる品種ですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

それではこの辺で。

▼ダイソーティランジア全種類まとめました

▼エアプランツのいろんな飾り方まとめました

▼基本的な育て方はこちら

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